満床の有料老人ホームは早いもの順で入居できるのか

満床の有料老人ホームは早いもの順で入居できるのか

満床の有料老人ホームは早いもの順で入居できるのか有料老人ホームを探しているかたは、おそらくインターネットで施設を検索していると思います。
料金やどんな雰囲気の施設なのか、写真や空室情報を確認したりするかと思います。

いまではたくさんの施設をインターネットで検索でき、施設情報をまとめたサイトなども多数存在しています。
有料老人ホームを探したことのあるかたは、インターネット検索を1度はしたことがあるのではないでしょうか?

今日はお客様からご質問をもらって説明した内容を記事にしたいと思います。

満床の有料老人ホームは早いもの順で入居できるのか?

特別養護老人ホームや有料老人ホームが満床の状態から空室が出た際には、早いもの順で入居ができるのかどうか、空室はそもそもどうしてでるのかについて記載したいと思います。

また、有料老人のホームが早いもの順で入居できない場合はどうやって入居する人の順番をえらんでいるのかを
実際に有料老人ホームで3年以上働いた経験のある私が執筆をします。

  • 有料老人ホーム探しで失敗したくない人
  • 有料老人ホームの探しかたを知りたい人
  • 有料老人ホームの内情を知りたい人

などのお役に立てるように記します。

インターネットに掲載されている口コミなどではなく、私の実体験や実際に介護業界で働いているかたから聞いた話などを中心に記載しますので、老人ホームの実情を記事にします。

空室のある老人ホーム

有料老人ホームに空室ができる理由はさまざまです。

  • 病気や事故によって入院をし、施設では入居者の状態を安全に看ることができなくなった
  • 老衰などの理由で亡くなった
  • 施設が合わないなどの理由で転居をする

このように、いろいろな理由により施設では空室が生まれることがあります。

満床の有料老人ホームに空室が発生した場合に、その空室は早いもの順で入居できるのかどうかを記載します。

満床と待機とはどういう意味?

『満床』とは、有料老人ホームの入居者の部屋がすべて埋まっていて、誰も入居できない状態にあることをいいます。

満床の施設は、もちろん入居はできません。ただ、立地や環境や費用面などの要素から満床の施設が気に入り、どうしてもその施設に入居したい場合は、部屋が空くのを待つことができます。そうした満床状態である施設で空室を待つことを介護業界では『満床待機』といいます。

満床の施設に空室ができたときの入居するかたの順番

特別養護老人ホームは、比較的に費用面が安価なため入居を希望するかたが多い現状があります。
ですから一度は、「特別養護老人ホーム(特養)はすぐ入れない。待機者が多い。」と聞いたことがあると思います。
ただし、間違った認識を持たないようにしてほしいことがあります。それは、早いもの順で入居できるわけではないということです。

一方、有料老人ホームの場合は、基本的に早いもの順で入居できることが多いです。ですから、満床の施設に早く入居したい場合は、入居の申し出や入居申込書などの書類を早く施設に提出することが重要になります。

ただ、例外もあります。それは医療行為があるかたや、認知症状の度合いなどの体の状態や多床室の場合です。

入居が遅れるケースとは

医療行為のあるかたのケース

24時間365日看護師が常駐している施設で医療を必要としているかたの受け入れが問題なく対応できる施設だとしましょう。
その場合、ほとんどの施設では入居者の何割かのかたは医療行為が必要ないお客様で占めるようにしています。

なぜなら、病院ではないので病院ほどの看護師の人数は配置していないからです。
ですから、もし施設の入居者の部屋に空きがでたとしても、その部屋が医療行為を必要としないかたが入居できる部屋の場合、医療行為のあるかたは入居できないという事態になるのです。

認知症状の度合いなど、体の状態によるケース

こちらも、医療行為のあるかたのケースと同じような理由です。
施設では、階ごとに『自立フロア』『介護フロア』などの入居者の状態に合わせてフロア分けを行っている施設もあります。
ですから、たとえ施設の入居者の部屋に空きがでたとしても、その部屋が自立フロアの場合は、認知症などの体の状態によっては入居できないということになります。

余談ですが、自立フロアの場合はあまり介護を必要としない方が入居することが多いので、介護フロアよりも介護の手厚さはダウンする傾向があります。実際に職員の行き来も減ることが多いです。

多床室のケース

こちらに関しては、想像しやすいのではないでしょうか?
多床室とは、病院と同じように1部屋に2人~8人などの多人数で生活する部屋のことを言います。そもそも有料老人ホームは多床室で運営している施設は少ないです。

さて、多床室の場合は男女で分かれているので空きが出たベッドが男性のみの多床室の場合は、男性しか入居できないということです。
ですから、女性で施設待機している場合は、女性のベッドが空かないと順番待ちが一番でも入れないということになります。

施設の運営方法によるケース

施設に空きがでた場合、基本的には有料老人ホームでは早く入居申込書を提出した順で待機でき、入居ができると先ほど記載しました。
しかし、実際にはこのようなケースもあります。

その施設に2人の入居希望者が待機しているとしましょう。
一人はAさんとします。
Aさんは要介護5のかたで状態が重い状態。
もう一人はBさんとしましょう。
Bさんは要支援1のかたと仮定します。

Bさんの方が、Aさんよりも前に入居申込書を提出していたので、順番から行くとBさんが入居できるはずです。
しかしAさんが空室に入居することになりました。さて、どうしてかわかりますか?

これは、施設の運営方法によるものです。
悪く言えば、施設の都合でBさんを飛び越えてAさんを入居することに決めたということです。施設の都合とは、はっきり言ってしまえば『売上』の問題です。

施設の売上=収入は、主には二つあります。
一つは月額利用料です。もう一つは介護保険の収入です。

月額利用料は、施設の管理費や家賃や食費ことを言います。
このうちの管理費や家賃は売り上げの一部になっています。介護保険の収入というのは、施設に入居した際には何かしらの介護を受けて生活されると思うのですが、介護は介護保険証を利用します。

この介護保険証は

自立、要支援1、要支援2、要介護1、要介護2、要介護3、要介護4、要介護5

の8段階で評価されます。
なお要支援に満たない人を自立と評価されますが、自立の評価の場合は、介護が必要ないと判断され、介護保険を利用して介護を受けることができません。

※介護保険の詳しい内容に関しては、また別の記事にて記載します。

この介護保険証の8段階に区分されることを介護業界では”要介護区分”といいます。
結論を申し上げると、介護区分が要介護5に近ければ近いほど、施設は高い収入を得ることができます。

介護付有料老人ホームに入居した場合、介護保険による行政とお客様から受け取れる金額=施設の売上に関してご説明しましょう。

下記をご覧ください。

要介護区分        1ヶ月(30日)あたり

  • 要支援1   約60,000円
  • 要支援2   約110,000円
  • 要介護3   約180,000円
  • 要介護2   約200,000円
  • 要介護3   約230,000
  • 要介護4   約250,000円
  • 要介護5   約270,000円

※近所のよしみの会社が独自に作成しているため、実際の金額とは多少異なります。

上記のように、要介護区分に応じて施設に入ってくる収入が変わります。
要支援1のかたと、要介護5のかたを比べてみると違いが一目瞭然なのが理解してもらえるかと思います。
実際の介護保険料もこれに近いので、入居するかたの要介護度が違うと1か月の施設の売上も20万円以上の差がでるのです。年間で240万円の差が出るのでとても大きいと思いませんか?

  • 月額利用料
  • 介護保険料

のほかにも、施設が受け取れる売り上げとして、西東京市、練馬区、所沢市、越谷市、横浜市というような市区町村によっても施設に入ってくる収入が変わります。

さらに、加算というように基準以上の人員を施設に配置している場合などでも施設に入ってくる収入に変更が生じます。
このように入居するかたによって施設の売上が変わってくるため要支援1のAさんよりも、要介護5のBさんを優先してAさんよりも先に入居できたというわけです。

こういったことは実際におこなっている運営会社はあります。
ですから、待機待ちしている施設で順番を飛び越えされないためには「いまは何番目ですか?」と確認していくことが大事になります。それでも施設側から虚偽の情報を伝えられれば、本当は何番目の待機者になっているのか把握できないということになりますが。。。

私たちができること

紹介会社のプロである近所のよしみでは、目安として、何ヶ月くらいしたら入居できるかは助言することができます。

なぜそう言い切れるのかというと、プロとして知識と情報と経験を有しているから出来る限り理論的にお伝えができるのです。これだけでも、人気な施設に待機をするというときに紹介会社を利用するということはメリットがあると思いませんか。

そもそも、はじめから順番待ちを守らない売上に走っている施設だと知っていたら入居したいと思わないかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

私は決して、売上に走ることが悪い行為だといっているのではなく、介護に向かう姿勢がどうあるべきかを問うお客様であれば、売上に走る施設はむかないということを伝えたいのです。
ですから、入居する親やご家族と相性のいい有料老人ホームを選択してほしいと思っているのです。

さいごに

いかがでしたか?有料老人ホームも経営は大事です。
売上を重要視することは大事ですが、そこばかりに重きにおいている施設には入居したくないと私は常々思っております。
有料老人ホームは、1つの施設で満床になってしまえば、ほとんどその施設での売上が確定してしまいます。
そのため、なるべく介護度の重いかたを早めに受け入れるということにつながってくるのです。

実際に、満床の施設に待機しているかたで「順番がおかしい」と感じる方は、近所のよしみへご相談ください。何か手伝えることがあるかもしれません。

介護施設選びは『地域介護相談センター 近所のよしみ』におまかせ!

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老人ホームのことを色々調べても、施設を比較検討してみても、おひとりで決めるのは難しいことです。
私達がおすすめするのは施設探しのプロに相談することです。

『地域介護相談センター 近所のよしみ』であれば、福祉・介護の国家資格取得者が全ての案件を監修し、3年以上介護施設で働いていたスタッフが9割以上も在籍しているから、信頼と実績のおけるプロフェッショナル集団です。ベストな老人ホームを提案してくれます!

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