老人ホームの相談はどこにするべきか

老人ホームの相談はどこにするべきか

老人ホームを探すとき (1)
はじめまして。

東京、神奈川、埼玉、千葉でその方に適した有料老人ホームをご紹介しているシルバーワン株式会社の木田と申します。
『近所のよしみ』という屋号をつけて、相談に来るお客様に有料老人ホームを紹介しております。

私は、各地で有料老人ホームの選び方や探し方についてセミナーを行うことがございます。
そんな時によく、参加者から質問を受ける内容が、

「そもそもどこに相談するのか?」

「市役所の何課にいって相談したらいいのか?」

という質問という名の相談を受けることが多々あります。

そこで今回は、

  • 老人ホームをこれから探す方
  • 老人ホームを探すときに、どこに相談したら良いのかと思っている方
  • 自宅での老々介護が不安で老人ホームを探したい方
  • 共働きで親の介護ができないから、老人ホームを探そうと思っている方
  • そもそもどこに相談したらいいのかと思った経験がある方

そんな方に向けて、有料老人ホームを探すときにどこに相談したらいいかを解説します。

有料老人ホームを探すときは市役所の何課に相談するの?

みなさまは、有料老人ホームを探すときにはとりあえず行政ということで市役所に相談したら良いと考えませんか?

残念ながら、市役所に行ったとしても市内の有料老人ホームの一覧が載っているパンフレットを頂戴して、終わることが多々あります。

もし、市内の有料老人ホームがどこにあるのか知りたいだけなのであれば、市役所に行くのは正解です。
しかし、自分の親の終の棲家を探すときには、多方面の情報がほしいはず。できるならば、ちゃんと親をみてもらえる有料老人ホームを選びたいと思いますよね。

そういった方には、不正解なのです。

有料老人ホームの相談窓口はどこになるの?

有料老人ホームを探したいと思った時に、

  • 入居させたい親がどこに住んでいるのか
  • 親の介護保険証の要介護度はいくつか
  • 生活保護受給者かどうか

この3点で有料老人ホームを探す際に、どこに相談したら良いかが決まっています。

ですから、市役所や区役所の何課を訪ねて相談するというわけではないのです。

具体的な事例で有料老人ホームの紹介先を解説

入居させたい親が実際に住んでいる所在地も、もちろん大事です。それと自宅に、ひとりで生活をしているのか、あるいは病院に入院しているのかという生活状況の把握はできていますでしょうか?

ご家族が有料老人ホームを実際に探すときに親が「今どこにいるのか」ということが重要です。具体的に、親がどこにいるときにどこの誰に相談したら良いのかを解説しましょう。

親が病院に入院しているときに有料老人ホームを探すケース

たとえば、自宅で生活していて脳梗塞を発症して救急車で病院に運ばれて手術をし、一命を取りとめたとしましょう。

その後、後遺症で右半身付随になり、退院後、自宅での一人暮らしは無理だとご家族が判断します。
親の介護をしたくても自分の家庭や仕事で親の介護をしたいが出来ない状態にあり、苦渋の決断で有料老人ホームを探すことになったと仮定しましょう。

その場合、ご本人様がいる場所は病院になります。はじめてのことで、いままで認知症もなく、朝はラジオ体操をするくらい元気にしていたとします。
介護保険証も今回はじめて取得するという設定です。

大抵の場合は、救急車で運ばれた病院で、まずは急性期病院などで手術をし、一定期間の経過観察をする病院に運ばれます。
身体の状態が安定したらすぐに退院というよりは、このケースの場合ですと、リハビリをしてくれる病院(リハビリ病院)に行くことが多いです。

回復期リハビリテーション病院という種類の病院です。
急性期病院では、手術をし、状態が安定するまでは、ほぼ寝たきりの生活を送ることになります。入院していた分、筋力が低下しています。また、右半身不随の状態で、いままでの体の状態とは全く違います。

リハビリ病院では筋力アップや右半身不随の状態でもできる限り自分ひとりの力で生活できるようになるまでリハビリをし、筋力アップの訓練をしていきます。
できるだけ日常生活が自身でできるよう自立した生活が送れるようにと機能訓練を行います。

実際に、この記事を読んでいて、現在、親がリハビリ病院に入院しているというかたも多いと思います。それだけ、リハビリ病院は以前の状態に戻るのに必要な病院だと私は考えています。

さて、このリハビリ病院は、入院期限が決められています。期限とは、実際にリハビリ病院に入院し、機能訓練できる期限のことです。
実は、リハビリ病院は病名や疾病などにより、入院期限が決められております。ですから、リハビリ病院に入院するとほぼ必ずと言っていいほど、3ヶ月や6ヶ月あたりで退院し、有料老人ホームに行くという流れの説明を受けることになります。

もちろん、有料老人ホームではなく、自宅の介護リフォームを行うことも考えられます。車いすでも生活できるようにバリアフリーにし、自宅に帰宅するという選択肢もあります。

このように、有料老人ホームに入居するか、自宅に帰るかなどの相談をするのは、リハビリ病院の場合は、リハビリ病院の『相談員』という役職を担っている職員になります。
私たちは、療ソーシャルワーカー』あるいは、縮めて『ソーシャルワーカー』と呼んでいます。病院によっては、『看護師』が相談員を兼務している場合もあります。

リハビリ病院だけではなく、どんな病院に入院していたとしても、相談員に相談をすることになります。ですから、『親が病院に入院している場合での老人ホームに関する相談先』は、病院ということになります。誰に相談したらいいのかという点では、入院している病院の相談員(医療ソーシャルワーカー)ということになります。

親が自宅で住んでいるときに有料老人ホームを探すケース

親が自宅で生活しているときに、家族が有料老人ホームの入所を検討するのはこんな時ではないでしょうか?

  • 親の足腰が弱くなり、自宅で転ぶことが多くなってきたと感じた
  • 自宅での老々介護が心配になった
  • 火の元が心配だと感じた
  • 親の認知症が進んできたと感じた
  • 熱中症や体調面を気にかけるが、親がエアコンなどの室温調整をしない

などの様々な理由により、有料老人ホームを検討するのではないでしょうか?

こうした際に、実際に相談する先になるのが、担当の地域包括支援センターの担当職員や、居宅介護支援事業所の担当のケアマネージャー(居宅介護支援事業者)に相談し、有料老人ホームの入居先を相談すると良いでしょう。

地域包括支援センターの担当職員や、居宅介護支援事業所の担当のケアマネージャー(居宅介護支援事業者)のどちらに相談したら良いのかということに関しては、実は、有料老人ホームに入居をする父親母親など親の介護保険証に記載されている要介護度が重要になります。

要介護1、要介護2、要介護3、要介護4、要介護5の場合は、居宅介護支援事業所の担当のケアマネージャー(居宅介護支援事業者)に相談します。
まだ介護保険証を申請したことがない場合や、自立、要支援1、要支援2の場合は、担当の地域包括支援センターの相談員に相談をします。地域包括支援センターの場所がわからない場合は、市役所に電話をして、聞いてもらえればすぐにわかります。

よって、親が自宅にいる場合は、まずは介護保険証を確認し、要介護度がいくつかということを確認することが先決です。そうすると自ずと、相談先がわかります。

親が生活保護のケース

この場合は、親の状態や介護保険証の介護度は考えずに、まずは担当の福祉事務所の職員に相談してください。

何も相談せずに勝手に施設を決めてきてしまっても、希望の施設に入居できないことがあります。
市区町村によって生活保護受給者の方の場合は有料老人ホームに入居する場合はルールがありますから、まずはそこから確認をすることをおすすめします。

たとえば、市内の老人ホームに入居しないと生活保護の扶助費が打ち切りになる可能性もあります。なぜなら、親が住んでいる住所の管轄の市区町村で扶助費を支援していますが、別の市区町村にある老人ホームに入居する場合は、住所の移転をする必要性があるかもしれません。

たとえば、西東京市で生活保護の扶助費を支援してもらっていると仮定します。
もちろん、西東京市が管轄として機能します。
誰にも相談せずに、施設を見学し、入居したい老人ホームを決めたとします。その老人ホームが小平市にあったと仮定した場合でお話をします。

まず問題になるのは、自宅や賃貸で西東京市にて生活をしていましたので、小平市に住所を移さなければなりませんよね。
そうすると、西東京市の住民でなくなるので、生活保護の支援を西東京市が担っていましたが、小平市が支援をするということになります。
よって、西東京市での生活保護の扶助費は打ち切りとなります。
この場合、小平市の住民になってから、小平市へ生活保護の受給申請をする必要があります。
これの何が問題なのか?と思われるかたもいらっしゃると思いますが、

生活保護の受給申請をしてから、申請の結果が下りるまでには時間がかかります。
仮に小平市で結果が下りたとしても、西東京市と小平市で〇月〇日までで区切りにするなどの調整が必要になります。
でないと、二重請求になってしまいます。

さらに、西東京市で生活保護の受給結果がおりていたとしても、小平市で下りる保証はありません。
ですから、このことを知らずに、勝手に老人ホームを選択して勝手に話を進めてしまうと、西東京市と小平市で連携をとれないまま話が進むことになり、結果、老人ホームにスムーズに入居できないという事態におちいります。

ですから、まずは管轄の福祉事務所や市役所の生活福祉課などに相談してから、親の有料老人ホームを探すことを進めていかなければなりません。

市区町村によっては、福祉事務所が有料老人ホームを探す場合もありますので、相談してみると良いですよ。

有料老人ホーム探しのプロに相談したい

さて、事例を交えながら親の有料老人ホームを探すときの相談先を解説しましたが、基本は記載したとおりです。

病院の相談員(医療ソーシャルワーカー)も地域包括支援センターの相談員も、居宅介護支援事業所の担当のケアマネージャー(居宅介護支援事業者)も福祉事務所の相談員も有料老人ホームを探すプロではないですが、基本の相談先としては正解です。
では、なぜ有料老人ホームのプロではないかというと、そもそも有料老人ホームを探すのが仕事ではないからです。

病院のソーシャルワーカーもケアマネージャーも有料老人ホームの知識や情報が浅いことがあります。
なぜかといえば、病院のソーシャルワーカーは、有料老人ホームを探すだけが仕事ではないからです。退院調整や自宅に帰れるように支援したりするのが仕事です。

もっというと、高齢者だけではなく、小さい子供から大人まで、また障害者など入院患者全般の支援を行うのが仕事ですから、高齢者福祉に特化した情報を有している訳ではないのです。

ケアマネージャーに関しても、有料老人ホームを探すのが仕事ではありません。そもそも在宅でいかに限界まで個人を尊重した自立ある生活を安全に過ごすことができ、顧客のニーズを反映した生活が送れるように計画、調整するのがそもそもの仕事です。

そのため、有料老人ホーム探しのエキスパートになるのが仕事ではないのです。そこの知識よりもそもそもの在宅で過ごせる支援技術に特化出来てなくてはなりません。

ですから、病院や居宅介護支援事業所(ケアマネージャー)に相談しても、しっかりしている病院や居宅介護支援事業所(ケアマネージャー)のかたは、私たちのような老人ホーム探しのプロの会社を紹介されることがあります。それが本当の正解です。

餅は餅屋と言いますが、広く浅く知識を有した方から老人ホームを紹介されるよりも、老人ホーム探しのプロに特化した会社を選んだほうが、もちろん良い提案が出来るのは当然なのです。

家を購入するときに不動産屋に話を聞きに行きませんか?子どもの様子を知るのに学校の先生に話を聞いたりしませんか?足が折れているのに整形外科ではなく内科に行きますか?有料老人ホームも同じことが言えるのです。

病院のソーシャルワーカーもケアマネージャーも地域包括支援センターの相談員も仕事が多岐にあるため、実際に有料老人ホームの相談をした際には、なんとなく有料老人ホームの紹介をする会社、いわゆる紹介会社を適当に紹介することがあります。

専門職に誇りを持っている方ももちろんいらっしゃいますが、そういう適当な相談員やケアマネージャーも残念ながらいらっしゃいます。

紹介されたけど、本当にこの紹介会社で大丈夫かしら?と不安を感じたり、どうも信用できない、ちゃんとしたプロに相談したいと思った時は、

福祉や介護の国家資格を有したプロ集団であります、弊社『近所のよしみ』までご連絡ください。プロが間違えない有料老人ホーム探しをお手伝いします。

だまされないで!有料老人ホームのプロを語る会社

プロの有料老人ホーム探しを語る会社は、実はたくさんあります。

新型コロナウイルスの影響もあり、資格も必要としないこの紹介業という業種は参入がしやすいというデメリットがあるため、不動産屋が福祉や介護の知識がないのにはじめたり、不用品回収会社がはじめたり、葬儀業者がはじめたり、たくさんの業界から参入をしてきています。

一概に私は良くないと思っているわけではありませんが、多くのこれらの新規参入会社は福祉や介護の知識が乏しく、間違った有料老人ホームを紹介してしまうことがあります。ですから、有料老人ホームを紹介する場合は、福祉や介護の知識を持っているちゃんとしたプロに相談することをオススメします。

私たちは、そうした実情に不満を抱き立ち上げた会社です。

ですから、所のよしみ』の職員の90%以上が有料老人ホームやデイサービスやグループホームなどの老人ホームや介護施設と言われる事業所で3年以上の経験を有したスタッフで構成されております。

さらに、介護や福祉の国家資格である『社会福祉士』や『介護福祉士』の資格所有者も同じく90%と精鋭部隊です。

こうした介護現場の実態も実情も動き方も何が悪くて何が良いのかを把握しているからこそ良い提案が可能なのです。まだまだ『近所のよしみ』の誇れるところはたくさんあります。
当社が老人ホーム探しのプロとしての役割を担い、そうした会社が存在しているのだと知っていただければありがたいです。

最後に

有料老人ホームの紹介を行っている事業所や会社を業界では『紹介会社』と言います。

近所のよしみは、紹介会社の中でも、本物のプロ集団です。

親の終の棲家。私たち近所のよしみのようなプロの老人ホーム探しの紹介会社を選ぶことが父親母親など有料老人ホームに入居する方にとっては、とても重要であり親孝行だと私は思います。一生のことですから。
人生という重い買物になりますから、有料老人ホーム探しのプロの相談所である近所のよしみへお気軽にご連絡ください。

誠心誠意、対応いたします。おまかせください。

介護施設選びは『地域介護相談センター 近所のよしみ』におまかせ!

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老人ホームのことを色々調べても、施設を比較検討してみても、おひとりで決めるのは難しいことです。
私達がおすすめするのは施設探しのプロに相談することです。

『地域介護相談センター 近所のよしみ』であれば、福祉・介護の国家資格取得者が全ての案件を監修し、3年以上介護施設で働いていたスタッフが9割以上も在籍しているから、信頼と実績のおけるプロフェッショナル集団です。ベストな老人ホームを提案してくれます!

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