筋力の衰えや体力の衰えは歳を重ねるごとに日に日に感じるかたが多くいらっしゃると思います。みなさんはいかがでしょうか?
私は30歳になったあたりから、少しずつ体力の衰えを感じはじめました。体が疲れやすくなったり、なんでもないところでつまづくことも増えています。
自宅の階段から落ちてしまい腰を骨折し、腰椎横突起骨折の診断を受けたこともありました。
なかなか体を動かす機会が減ったことが要因だと思っております。
近年では、新型コロナウイルスの影響により、キャンプなどの野外活動に人気がでていますね。
ほかにも、釣りやゴルフやマラソン、ヨガなども人気が高くなりました。
このように、いろいろな方法で知らず知らずのうちに筋力を維持するかたが多くなったのではないかと感じています。
実際、有料老人ホーム巡りをするのに車で移動中にも、道中でマラソンをしている方を見かけることも以前より多くなったような気がします。
今回は筋力を維持するためのリハビリについてお話をしたいと思います。
施設の特徴を知る
有料老人ホームで体力の低下を抑えるために、レクリエーションやリハビリといった活動をおこなう介護施設もありますし、介護施設のなかで催しを何もしない介護施設もあります。
介護施設には種類や特徴があり、レクリエーションやリハビリをおこなっている介護施設や、親に合った有料老人ホームなどの介護施設を選択する場合は、介護施設の種類や特徴を知ったうえで、介護施設を見学し、選択することをおすすめします。
有料老人ホームの種類によっては、入居者の身体的機能の低下を防止するために、訓練をおこなう職員や部屋(空間)を用意しておかなければ、開設の許可が行政からおりない有料老人ホームもあります。
介護施設の種類や特徴を知っておくと、リハビリが重要と考えている家族であれば、リハビリに特化した介護施設だけを見学したほうがいいですよね。
ですから、介護施設の種類や特徴を知っておくことは重要なのです。
もし仮に、「親にはリハビリをさせたい」という希望がある家族のかたがいらっしゃった場合は、簡単にリハビリをおこなうことのできる介護施設を選択できるはずです。
ですが、介護施設の種類や特徴を知らない場合は、ミスマッチの介護施設も誤って施設見学をしてしまい、時間をムダにしてしまう可能性もあります。
こうしたことを避けるためにも、介護施設の種類や特徴を知っておくことは重要なのです。
ちなみに、入居する介護施設で親にリハビリをさせたいと希望している家族は多いように思います。
実際、つい先日も埼玉県にお住いの家族のかたから
「リハビリをしてくれる有料老人ホームを探してください。」
と、希望される家族がいらっしゃいました。
親は東京都にお住いのようで、家族の自宅の近くである埼玉県に呼び寄せるということでした。
このように、有料老人ホームなどの介護施設では、『リハビリ』は求められていることが多く、関係性が高いと私は考えています。
ですが、必ずしもレクリエーションやリハビリを毎日おこなう必要性がない介護施設もありますし、家族のかたが考えているような、しっかりしたリハビリをおこなっていない介護施設もあります。
リハビリは、必要と考えている入居者や家族のかたからしたら、とても大事なポイントだと私は思います。
今回は、有料老人ホームのリハビリに関して記載したいと思います。
- 有料老人ホームのリハビリはどんなことをしてくれるのか
- 有料老人ホームはリハビリをそもそもしてくれるのか
- 有料老人ホーム以外にリハビリをしてくれる介護施設はあるのかどうか
- そもそも介護施設でリハビリをするメリットがあるのか
こういった内容を気になるかた向けに記事を記載します。
有料老人ホームはリハビリが必要
有料老人ホームなどの介護施設では、リハビリをおこなっている施設もあります。
このリハビリに関しては、一言で『リハビリ』と言っても、その内容やリハビリ方法には介護施設ごとで考え方や、おこなっている内容に違いがあります。
簡単に言えば、いろいろと種類があると思ってください。
ですから、入居する親にリハビリをさせたいと考えている場合は、親に合うリハビリをおこなっている介護施設を選ぶ必要があります。
親に合うリハビリをおこなっている介護施設であれば、リハビリは有料老人ホームなどの介護施設では必要だと私は思います。
有料老人ホームでのリハビリの種類
リハビリには、種類があります。
介護施設パンフレットやホームページで調べたとしても、どのような種類のリハビリをおこなっているのかを把握するのは難しいです。
ですから、介護施設に連絡をしてしっかりと内容を把握し、親に合うリハビリをおこなってもらえるのかを確認する必要があります。
リハビリの種類の例をあげるとしたら、たとえば、リハビリマシーンを利用してリハビリをおこなう場合もあります。
高齢者用のリハビリマシーンはデイサービスなどでも利用されていることもあるのです。
イメージでいうと、スポーツジムにあるような筋トレマシーンのような機械が有料老人ホームなどの介護施設に設置しており、職員が付き添ってリハビリをおこなっている介護施設もあれば、自由に利用していいように利用制限をしていない介護施設もあります。
ほかには、理学療法士(PT)や言語聴覚士(ST)や作業療法士(OT)といったリハビリに特化した職員が常駐しており、理学療法士(PT)や言語聴覚士(ST)や作業療法士(OT)といった資格を取得している職員が施術を施す場合もあります。
ちなみに、有料老人ホームに見学にいった際に、有料老人ホームのスタッフから、
「うちの有料老人ホームでは、機能訓練指導員が常駐しております。」
という話をされることがあります。
この機能訓練指導員は、理学療法士(PT)や言語聴覚士(ST)や作業療法士(OT)の資格を有した職員のことを指しているわけではありません。
ですから、理学療法士(PT)や言語聴覚士(ST)や作業療法士(OT)のかたがいる有料老人ホームを探している場合は、機能訓練指導員かたが、どのような資格を有した方が常駐しているか確認することをおすすめします。
ちなみに、看護師が機能訓練指導員を兼務している場合もあるのです。
このように、『リハビリ』とひとことで言っても、有料老人ホームでリハビリをするということに関しては、いろいろな方法と手段があり、どの役職の職員がおこなっているのかなどに違いがあります。
入居者に適したリハビリをおこなってくれる、有料老人ホームなどの介護施設を選ぶようにしましょう。
親に適したリハビリをおこなってくれる有料老人ホームとは
親に適したリハビリをおこなってくれる有料老人ホームとはどういったことかというと、たとえば、要介護5のかたでほぼ寝たきりの状態の入居者である場合、リハビリマシーンの利用ができない場合もあります。
リハビリマシーンはどちらかというと、自分で手足を動かしてマシーンを動かし、リハビリをおこなう方法です。
ですから自身で体を動かせない場合は、リハビリマシーンを利用できない場合があるのです。
親の状態を伝えて、入居を希望する有料老人ホームなどの介護施設に入居前にしっかりと確認をし、リハビリをおこなってもらえない可能性が高いのか、それともリハビリをしてくれるのかを確認することが必要です。
入居者の親には向かない介護施設に入居すると、ミスマッチから失敗した有料老人ホームを選んだことになります。
お気づきかと思いますが、親である入居者の状態がとても大事なポイントになるので、親の身体的な状態を把握することも重要です。
有料老人ホームはリハビリをしてくれるのか
有料老人ホームはリハビリをしてくれますが、住宅型有料老人ホームではしてくれない施設もあります。
介護付き有料老人ホームは、機能訓練指導員を担う職員を配置しないといけないという人員基準が決まっており、機能訓練室を設けないといけないという基準もあります。
ですので、リハビリをしてくれる有料老人ホームを選ぶ際には、介護付き有料老人ホームを選んだほうがいいと言えます。
ただし、機能訓練指導員は兼務も可能ですし、機能訓練室においても食堂と兼用にすることも可能です。
そのため、介護付き有料老人ホームだからといって、家族が思っているような手厚いリハビリをおこなっていない介護付き有料老人ホームもありますので注意が必要です。
有料老人ホームのリハビリ時間
有料老人ホームのリハビリをしてもらえる時間に関しては、マンツーマンでどれくらいできるかを確認しましょう。
たとえば、50人の入居者が住んでいる介護付き有料老人ホームがあると仮定した場合に、理学療法士のリハビリに特化した職員が常駐していると仮定しましょう。
1か月で20日稼働で、時間換算では、1か月で160時間ということになります。
160時間 ÷ 50人 = 3.2時間 ということになります。
よって、1か月で3.2時間のリハビリを受けることができるということになります。
ただし、この計算は理学療法士の職員がフル稼働した場合の計算です。
実際は、書類の処理や計画作成などの時間も考慮する必要がありますので、上記の答えのようにはなりません。
現実問題、1人に対して行えるリハビリの時間の確保に関しては、週1~2回で1回につき20分程度が現実的な数字になるでしょう。
「リハビリをしたい!」と希望される場合は、1週間でどれくらいの時間をマンツーマンでリハビリをしてくれるのかを確認する必要もあるということです。
有料老人ホームなどの介護施設のパンフレットやホームページで確認してもなかなか確認できません。
確認できたとしても、たいていの場合は、
『介護施設の入居者全体でどれくらいの時間を確保している』
というようなことで時間数を記載してある場合もありますから、間違えないようにすることが大事です。
さいごに
「リハビリのある有料老人ホーム」を希望しても、実はいろいろと確認することは多いのです。
- どれくらいリハビリをさせたいのか。
- どれくらいリハビリの機会をもたせてもらえるのか
- 誰がリハビリをしてくれるのか
- どのような方法でリハビリをしてくれるのか
最低でも、この4点は明確にしたうえで、有料老人ホームなどの介護施設を選んだ方が良いです。
リハビリをしている高齢者施設を探しているかたや、リハビリをしている有料老人ホームを比較検討したいかたは、『地域介護相談センター近所のよしみ』にご相談ください。
私たちは、西東京で事務所を構え、入居する親に合った有料老人ホームを提案しているプロ集団です。
老人ホームを紹介するプロとして、介護や福祉系の国家資格を有した職員が9割以上おります。
また、杉並や世田谷、三鷹や武蔵野などの東京都であれば、可能な限り東京都に住んでいる職員が対応し、横浜や相模原や鎌倉や茅ヶ崎というように神奈川県であれば、神奈川県に住んでいる相談員が対応するようにしております。
リハビリをおこなっている介護施設をお探しで、介護施設選びを失敗したくない場合は、『地域介護相談センター近所のよしみ』がサポートいたしますのでご連絡ください。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。