高級な老人ホームとは

高級な老人ホームとは

高級な老人ホームとは

高級な有料老人ホームと聞いて、どんな施設を思い浮かべますか?

  • 高級な調度品や設備を備えた施設
  • スタッフの質が良い
  • 食事の素材が良い
  • 立地が駅近やロケーションが良い

などが思い浮かぶのではないでしょうか。
ほかにも色々と思い浮かぶと思いますが、今回は、高級な老人ホームをテーマに一般的な有料老人ホームと高級な老人ホームの違いなどを記載します。

  • いまから有料老人ホームを探すかた
  • ワンランク上の老人ホームを探しているかた

には、有益な情報を提供できるでしょう。

高級有料老人ホームの定義とは

「高級有料老人ホームの定義とは何か」とお客様から聞かれることがありますが、高級有料老人ホームの定義はそもそも「ない」というのが答えです。
ただし、有料老人ホームは法令に則って運営していますから、運営には基準が存在します。その基準以上の内容を兼ねそろえた施設は、一般的な有料老人ホームよりも、高級な有料老人ホームと位置付けていいと私は思います。

また、数ある有料老人ホームのなかでも、入居金が0円のプランで月額利用料が30万円以上を超えてくる場合は、高級有料老人ホームと言っても過言ではないと思います。

理由としては、月額利用料が30万円としてもさらにそれ以上の費用がかかってくるからです。

老人ホームで介護を受けるために支払う介護保険負担割合の1割の費用・おむつ代・薬代・医療代などを合わせると、おおよそ毎月に支払う費用は35万円ほどになります。
毎月35万円の費用を12か月支払うとなると、年間で420万円となります。

2021年9月に国税庁より発表された『令和2年分 民間給与実態調査統計』によれば、現在の日本人の平均年収は約430万円です。有料老人ホームに支払う金額とほぼ同等になります。
平均年収分の金額を有料老人ホームへ支払うことができるご家庭が多いとは私は思えません。

また、私の経験上、年金などで得ている収入で多いのは毎月15万円から25万円以内が一番多いです。
有料老人ホームに支払う毎月35万円から引くと、10万円から20万円は足がでます。

年間120万円から240万円は親の貯金を削ったり、娘さんや息子さんが援助しないといけません。この金額は大きくないでしょうか?
富裕層でないと入学してからも支払っていくのが大変と言われている私立中学や高校においても毎年100万円から150万円のお金がかかります。この費用を支払っていくのはとても大変なことです。

ですから私は、
入居金が0円のプランで月額利用料が30万円以上を超えてくる場合は、高級有料老人ホームだと伝えています。

さらに、入居金が0円のプランで月額利用料が40万円以上になってくると、高級有料老人ホームでもさらにワンランク上。入居金が0円のプランで月額利用料が50万円以上になるとツーランク上だと伝えることが多いです。

それでは、実際に、一般的な有料老人ホームと比べて高級な有料老人ホームとは何がどう変わってくるのかを説明します。

高級老人ホームの特徴とは

高級な有料老人ホームの特徴として、

  • 立地
  • 設備や建築費用
  • 人員体制
  • 食事
  • レクリエーション(アクティビティ)
  • 施設の機能

に特徴があることが多いです。

高級有料老人ホームの立地

鎌倉、葉山、文京区、豊島区、新宿区、中央区、江東区、港区、渋谷区などのいわゆる高級住宅地が多いです。地価が高い市区町村や高級別荘地と知られているような地域に多い傾向があります。

ロケーションとしても、海や山が見渡せたり、駅がとても近いなどの利便性や周辺環境が整っていることも多い傾向があります。入居するには、はじめに1億円を支払って入居する有料老人ホームもあります。

高級有料老人ホームの設備や建築費用

設備で明暗が分かれるのは、食器です。
一般的な有料老人ホームでは、食器はほとんどプラスチックのようなメラミン製などの割れにくい食器を利用することが多いです。食洗器にかけたりすると高温洗浄を使用しますので、すぐに壊れないよう良質な食器を利用することが少ないなどの理由があります。
ただ、ワンランク上の老人ホームになってくると、食器は陶器を使用することが多いです。

実際に、砥部焼などを採用している有料老人ホームもあります。ほかにも、リハビリ器具が充実していたり、調度品や食堂におけるダイニングテーブルや椅子の重厚感や質感なども変わってきます。
ほかには、プールが完備されていたり、BARがあったり、シアタールームに温泉などの共有設備が充実している施設もあります。

建物に関しても、ロビーに入って吹き抜けがある建物の作りになっていたり、中庭や屋上テラス、ちょっとした運動場や農園があったりと、外観も内観も見学すると一目で違いが分かります。
居室の広さも違うことが多いです。主流は18㎡ですが、それよりも広かったり2DKなどの居室も用意されている有料老人ホームも存在します。

高級有料老人ホームの人員体制

有料老人ホームには、住宅型有料老人ホームと介護付き有料老人ホームの2種類が主に存在します。実際はもう1種類ありますが今回は省きます。

住宅型有料老人ホームの場合で介護を必要とする場合は、住宅型有料老人ホームのスタッフに介護をしてもらうわけではなく、外部の事業所の訪問介護事業所や訪問看護ステーションなどの事業所と別で契約をしています。
サービスを受けるため、介護保険法において、有料老人ホームの施設の中に、スタッフを何名か配置しなければならないという人員配置基準の定めがありません。

一方、介護付き有料老人ホームの場合で入居者が介護を必要とする場合は、有料老人ホームの中のスタッフからでないと介護の支援を受けることができません。
よって、一般的には、『3:1』という基準が介護保険法で定められています。

この『3:1』の基準の意味としては、おおまかにいうと有料老人ホームに配置するお客様とスタッフの割合いが、お客様3名につきスタッフ1名を配置とするということになります。(※細かいことだが、実際は人員配置基準の計算方法が介護保険法に記載されており、その計算方法において、お客様とスタッフの割合が3:1以上にならないといけないということである。)

高級な有料老人ホームになってくると、この比率が『2.5:1』『1.5:1』など人員比率が手厚くあり、介護士や看護士の常駐している人員が増えることになります。
ほかにも、専門スタッフとして、リハビリを行う理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などのリハビリにおける専門スタッフを配置していることも多くなります。

高級有料老人ホームの食事

一般的な施設では、具体的に言いますと魚が多かったり、鶏肉や豚肉が多くなる傾向がありますが、高級な有料老人ホームでは、牛肉やお刺身などがでてきたり、専属のシェフが手作りをしたり、鉄板焼きの設備があり鉄板焼きを提供したりと違いが出てきます。
ほかにも、食事の幅を広げてくれます。

たとえば、よくあるのは朝食の選択制。パンかご飯か選べます。このくらいは序の口で、昼食や夕食もメニューから選んで好みの食事を召し上がることができる施設もあります。
実際に、A5ランクの和牛を鉄板焼きで提供する施設などもあります。料理を作る料理長の人材にこだわって、ホテルで料理をふるっていたかたを実際に採用し、料理を作っている施設もあります。

高級有料老人ホームのレクリエーション(アクティビティ)

一般的な施設では、スタッフがおこなうレクリエーションが多いですが、高級な有料老人ホームになると、外部講師を呼ぶことがよくあります。
より本格的なレクリエーションをおこなうことが多いです。また、土日は、家族も参加できるようなプロの演奏家を施設に招き、三重奏や四重奏などといったイベントを行うことが多くなり、日帰り旅行などの計画も一般的な施設よりも多く組まれる傾向があります。

高級有料老人ホームの施設の機能

一般的な施設では、介護スタッフは24時間365日毎日常駐しております。看護士は日中のみで365日というのが普通です。

ただし、高級な有料老人ホームになると、看護師も24時間365日毎日常駐し、医療行為が24時間おこなえる体制が整っている施設や、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のスタッフを常駐させて、個別リハビリや集団リハビリできる機能を整えている施設が増える傾向があります

このように、個別の医療対応サービスやリハビリサービスの幅が広がったり、一般的な老人ホームの人員基準よりも介護スタッフの人数を手厚く配置することで、より充実したサポートを受けれる施設が多いです。

高級老人ホームの毎月の料金

一般的な老人ホームは、入居する際の費用は0円で月額利用料は18万円から25万円ほどです。高級な老人ホームに関しては、前述でも述べていますが、入居する際の費用は0円で月額利用料は35万円以上ということになります。

高級な有料老人ホームになると、実は、入居する際の費用をはじめに大金を支払い、月額利用料金を安く抑える施設もあります。
たとえば、はじめに5,000万円ほど支払い、月額利用料金を25万円に抑える料金プランを備えている施設もあります。
料金に関しては、施設によって変わってくるので、1つ1つ施設に確認する必要があります。

高級老人ホームの入居条件

こちらは、一般的な老人ホームと同じになります。
高級な老人ホームでも、お客様を安全安心に受け入れができるかどうかを精査し、受け入れることができると施設側が判断したときは入居できます。

有料老人ホームの場合は、施設の種類によっては、介護保険証の要介護区分が『要介護〇』というように、要介護の記載がないとそもそも入居できない施設もあります。
年齢制限のある施設など、こちらも施設によってさまざまですので、しっかり施設に確認する必要があります。

さいごに

いかがでしたか?高級老人ホームと聞いて思い浮かんだ施設はイメージ通りでしたでしょうか?

高級な有料老人ホームも昨今増えている傾向がありますから、選ぶ方も慎重さが問われるようになってきたように思います。
施設は料金が高ければ必ずしも良い施設とは限りません。
高いお金を支払っているから良いサービスをしているとも限りません。どんな施設でも入居できるわけではありません。
結局は、お体の状態や、施設でどんな暮らしをしたいかの希望などを加味すること、自分に合った施設を選ぶことがとても重要だと私は考えます。

この記事がみなさまのお役に立てれば幸いです。

介護施設選びは『地域介護相談センター 近所のよしみ』におまかせ!

CTA-IMAGE

老人ホームのことを色々調べても、施設を比較検討してみても、おひとりで決めるのは難しいことです。
私達がおすすめするのは施設探しのプロに相談することです。

『地域介護相談センター 近所のよしみ』であれば、福祉・介護の国家資格取得者が全ての案件を監修し、3年以上介護施設で働いていたスタッフが9割以上も在籍しているから、信頼と実績のおけるプロフェッショナル集団です。ベストな老人ホームを提案してくれます!

介護施設の種類カテゴリの最新記事