災害から身を守るために備えておくことは?

災害から身を守るために備えておくことは?

日本は地震や台風など災害が多く、いつどこで起こるか分からず、日頃から災害に備えて準備しておくことで、被害も最小限に減らすことができます。

特に高齢者は災害時の避難がとても大変で、避難所での生活でも体調を崩され、亡くなられている方もいるほど、高齢者にとって心身ともに負担がかかります。

また、核家族化によって高齢の両親と離れて暮らす家族も多く、遠くで暮らす家族を守るため、災害時に必要な物とは何か分からないという方も多いです。

ここでは、災害時に備えておくことや対処についてご紹介します。

高齢者に自宅内で必要な防災対策とは?

一人暮らし、高齢者夫婦世帯が増えている中で、災害が起こる前に備えておくと、いざという時に慌てずに避難できるよう、特に地震が起きた際、家の中でケガをするリスクを減らすために、どういった対策をすればいいのかご紹介します。

動線を確保し不要な物は捨てておく

高齢者は、室内での行動範囲が狭くなり、足の悪い人は家の中では杖を使わないので、動線上に家具を置き、手をついて歩くため、手が届くところに物を置きがちです。

逃げる時に物が散乱していると、すぐに移動することが難しく、逆に転倒しやすくなってしまいます。

また、家の中に物が多いと、災害時に重たい物が落下したり火災時に燃え移ってしまう他にも、外へ避難する際の通路を塞いでしまう恐れもあります。

大きな家具を固定する

阪神・淡路大震災で建物の中で怪我をした人の約半数は、家具などの転倒や落下が原因だと言われています。

大きな地震が起こると、倒れてきた食器棚や本棚など大きな家具で怪我をしたり、テレビや電子レンジ、パソコンなどの電化製品が、激しい揺れによって、飛んでくる可能性もあります。

ホームセンターなどで売られている「L字金具」や「突っ張り棒」などを使って、家具を天井に固定したり、100円均一でも販売されている「滑り止めマット」などを上手く使い、家具だけでなく、家電もしっかり固定し、建物の中でも身を守れるように備えましょう。

しかし、家具を固定していても、長時間の強い揺れには耐えられない場合もあります。

家具の転倒防止として固定をしていても、「身を守る時間を稼ぐため」「家具は必ず倒れるもの」と考えた方がいいでしょう。

他にも安全のために、寝室に家具を置くことで、家具の下敷きになったり、通路を塞いでしまう恐れがありますので、家具の配置や向きを確認してみましょう。

窓ガラスや食器棚のガラス戸に飛散防止フィルムを貼る

窓ガラスや食器棚のガラスは地震の揺れによって、割れることがあります。

そんな時、ガラスに飛散防止フィルムを貼っておくと、破片が飛び散る危険性がなく安全です。

他にもガラスの飛散防止に、窓についているカーテンを締めておくことで、飛散防止にもなります。

万が一、割れたガラスや陶器などを踏まないよう、ベッドや布団の側に、滑り止めがついている靴を用意しておきましょう。

重い物は下に収納する

重い物や割れ物は、なるべく地面に近い場所に置きましょう。

地震の時に、重い物が高いところから落下してくると、非常に危険です。

割れ物も落下した衝撃で床に破片が飛び散り、そのうえを踏んでケガをすることも。

災害時の避難に向けて備えておく物は?

災害時は誰もがパニックに陥り、冷静に物事が判断できなくなってしまいます。

特に高齢者の方は、素早く動けず、パニックにより転倒してしまうリスクも高いです。

そのようなことが起こらないよう、安心・安全に避難できるよう、事前に準備するものをまとめました。

非常用持ち出し袋

災害時には、事前に食料や飲料水、貴重品、生活用品など必要最低限の持ち物を準備する必要があります。

メガネや補聴器など、普段から使っていて欠かせないものや携帯の充電器や懐中電灯、軍手やマスクなど、避難時に役立つ物を用意しておきましょう。

いろんな物を入れておきたいですが、自身が持てるくらいの重さにしなくては意味がないので、重さの目安として6kg以下までにしておき、大きさも女性でも持てるくらいのサイズにしておくと、一人暮らしの方でも負担がほとんど少なく持ち運べます。

お粥や介護用のレトルト食品・とろみ剤

レトルト食品もさまざまな種類の物があり、飲み込む力や噛む力に合わせ、柔らかさや形状が違う物と段階が分かれています。

また、塩分制限されている物や低カロリーの物もあるので、食事制限している方でも、安心して食事ができるレトルト食品もあります。

普段から食事でムセ混んでしまう方は、誤嚥性肺炎を防ぐために、柔らかく食べやすいお粥やレトルト食品を用意しておくと安心です。

必要量として、ライフラインが止まった時のことを考え、3日〜1週間程度の生活ができる量を確保しておくことが基本と言われています。

また、水分を摂る時につけるとろみ剤も準備しておくと、汁物にも使えます。

スティックタイプの物が、ありますので持ち運びや湿気防止にも便利です。

おむつ・尿取りパッドや紙類

災害で一番困ることは、断水してしまうことです。

避難先でトイレが使いにくいこともあるので、普段からおむつを使わない方も、多めに準備しておくといいですよ。

また、断水でトイレが使えない時、吸収力が高いおむつや尿取りパッドをビニール袋を入れた段ボールの中に敷くと簡易トイレとして使え、処理する時も簡単でとても便利です。

他にも、避難所や自宅待機でも、トイレットペーパーなどの紙類が不足しがちになってしまうため、日頃から少し多めにストックしてあると、とても便利です。

また、断水で歯磨きができない場合もありますので、歯磨きシートや入れ歯シート、手や身の回りを除菌するためのウェットシートを用意しておくこともおすすめです。

常備薬・お薬手帳

血圧の薬や血糖の薬・けいれんの止めなど、疾患によって飲み続けなければならないお薬がある方は、備えておく。

災害時に備え、かかりつけ医や薬剤師と相談し、必要な薬と量などを確保し、家族にもどんな薬を飲んでいるのかを把握してもらっていると、飲み忘れの防止にもなりますので、事前に一緒に確認しておくことも大切です。

また、非常事態時にお薬手帳があると、服薬履歴や健康状態など、医療者が知りたい情報がたくさん記載されています。

何の薬を飲んでいるのかが分かるうえに、避難先の薬局で処方してもらえるよう、日頃から持ち出せる場所に置いておくといいですよ。

給水タンクやキャリーカート

断水が続いていると、水を給水所まで取りに行く必要がありますが、給水タンクを持っていない家は多くはないでしょう。

給水タンクはあっても、高齢者にとっては、水がいっぱいに入った重いタンクを運ぶのは大変です。

非常用に飲料水をストックしている他にも、生活に必要な分の水を確保するために、給水タンクやキャリーケースも用意しておきましょう。

電源が必要な医療機器の確認

高齢者の方の中には、電動の介護用ベッドやエアーマット、人工呼吸器、たん吸引機、在宅酸素療法機器など、電源が必要な医療機器を使われている場合は、停電したときの対応方法を確認しておきましょう。

どの医療機器も、電源が入らないときの使用方法が必ずあります。

例えば、人工呼吸器なら、予備のバッテリーも含めて、どのくらいの時間を保つのか知っておかなく必要があります。

万が一電源がなくても、手動で空気を送るアンビューバッグも備えられているので、他の医療機器の使い方をしっかり確認し、覚えておくと安心です。

また、非常事態が起きたらどうすればいいのかを、福祉用具のレンタル元や、機器を製造している会社に、確認することもおすすめします。

防災時の備えをしっかりしておくべきこととは?

災害が起きてから避難場所を探したり、家族と長い時間連絡が取れなくなったりと不安になることが多く出てきます。

災害が発生する前から、自分の身を守るために準備をしておくと安心です。

「避難場所」や「避難経路」を知っておくこと

災害が起きた時に、どこへ避難したらいいのか、どの経路で行けばいいのかを、家族と事前に把握しておきましょう。

自身の避難場所が分からない場合は、市区町村が作成している「ハザードマップ」や「地域防災計画」を活用し、危険箇所や避難場所を事前に確認すること。

避難場所が家族バラバラになってしまう場合、予め誰がどこの避難場所にいるかを把握しておけば、連絡が取りづらい状況でも避難場所を知っておくことも大切です。

緊急連絡先を確認

災害はいつ起こるか分からないため、避難することを想定したうえで、緊急連絡先を確認しておくことが大切です。

家族や親戚、知人の連絡先の他にも、

担当のケアマネージャーや地域包括支援センターなどの連絡先も把握しておく

また、「災害時緊急連絡カード」があり、かかりつけの医療機関の連絡先、服用している薬の内容などを記入して、常に携帯しておくと、いざという時あらゆる情報が記載されているので、とても便利です。

避難行動要支援者名簿の登録

避難行動要支援者名簿とは、災害対策基本法により各自治体に作成が義務づけられている名簿のことです。

自力での避難が困難な方は、「避難行動支援者名簿」に申請と登録をしておきましょう。

名簿に登録しておくと、民生委員や消防機関などの支援者が、日常の見守りや避難訓練などを実施し、災害時には避難連絡や避難誘導などの支援を行ってくれます。

また、支援者には、災害対策基本法により守秘義務が課せられているため、個人情報は厳重に管理されています。

地域とのつながり

高齢者の一人暮らしや夫婦のみの世帯が増えているなか、地域のつながりはとても大切で、日頃からご近所の方との交流を図り、災害時に対処してほしいことを、事前に伝えるようにしましょう。

まとめ

災害はいつ起こるか分かりません。

実際、災害が起きた時、ライフラインが途切れてたり、安否確認が取れない、転倒した家具で怪我をした場合に備えて、家族としっかり準備をしておくと安心です。

また、安全に避難できるよう、必要に応じて「避難行動要支援者名簿」に事前に登録しておいたり、地域の方との交流を持っておきましょう。

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