介護疲れの救いの手。相談所と利用できるサービスを介護経験者が解説

介護疲れの救いの手。相談所と利用できるサービスを介護経験者が解説

近年の介護において社会問題となっている事柄に、介護者の介護疲れがあります。

老老介護、仕事と介護の両立、社会的孤立化等、介護疲れに陥る背景は様々です。

また、介護は病気や怪我などにより急に始まることがあり、前もっての相談や事前に備えておくことが難しいということも、要因に挙げられます。

介護疲れで介護に限界を迎えてしまうことがないよう、少しずつでも介護サービスを利用していくことをおすすめします。

この記事では、介護者に利用していただきたい相談窓口についてお伝えしていきます。

介護者の葛藤

親御様の介護をされるにあたって、要介護者と介護者の両者にとって幸せな選択をしてもらいたいものです。

とはいえ私も、母の介護が始まった頃は葛藤がありました。

母は昔から迷惑をかけることや人のお世話になることを嫌がる性格でしたので、介護面でのサービスも最小限の利用で済ませていました。

介護サービスには極力頼らず、他の家族にも頼ることなく同居を開始し、仕事に介護にと気が張り詰めていたのですね。

そんな時、デイサービスの職員さんから

職員さん
職員さん
娘さんの休日も大切だから、私達に任せてゆっくり過ごしてくださいね

とお声掛けをいただき、なんと頼もしいのだろうと感動したことを覚えています。

また、ケアマネージャーさんからは、

娘さんが倒れてしまったらお母様は在宅での生活は難しいですから、無理することなく、長くお母様と在宅で過ごすことが出来るように利用出来るサービスはどんどん利用して頼ってくださいね
職員さん
職員さん

と言っていただき、心から救われた気持ちでした。

最初はデイサービス通いもあまり乗り気ではなかったようでしたが、今では母の利用日を楽しみにしていただいているご利用者の方もいらっしゃるそうで、感謝の気持ちでいっぱいです。

今でもまだ悩むことや不安もつきものですが、たくさんの方々に支えられていただき、いつかは施設への入居をお願いするさせていただかざるを得ない日もくるかと思いますので、今は出来ることに邁進したいと思っております。

段階を経て、無理のない介護を

介護疲れの種類は4種類あります。

①体力的負担

介護者は、ベッドから車椅子の移動、着脱介助や排泄介助などを一人で行うことが多く、体力的な負担は大きいものがあります。

1日に何度も介助を行うことで膝や腰を痛めてしまうこともあります。

②精神的負担

介護者は責任強く取り組まれるあまり、一人で抱え込んでしまうことが多々あります。

介護が始まると右も左も分からず、慣れない介護に奮闘してしまいます。余裕がない状態が続くことで悪循環になってしまいます。

③経済的負担

介護保険のサービス以外にも、介護用品を揃えたりレンタル品を利用したり、バリアフリーに修繕したりリフォームが必要であったりと、多岐にわたります。

毎月の医療費や消耗品も踏まえると、ご家族の方が足りない部分を負担するケースもあるようです。

④認知症者介護の負担

年々、要介護者の健康状態、介護度等は変化していきます。特に認知症の方は、何度も同じお話をされたり同じことを質問をされたり、応対に時間をとられてしまいます。

徘徊行動や転倒をしてしまったり、夜中の対応が必要であれば気にかかり寝不足気味になってしまいます。

介護者のためのレスパイトケア

「レスパイト」とは、”休息、息抜き、ひと休み”といった意味があります。介護をされる方は、休息を取ることに後ろめたさや抵抗を感じでしまいます。

旅行や冠婚葬祭なども控えて引きこもってしまうことも少なくありません。最近ではレスパイトケアのためのサービスは豊富にありますので、引け目を感じることなく利用してみましょう。

ショートステイ(短期入所生活介護)

ショートステイとは、介護保険で利用できるサービスです。利用可能期間は1泊〜最大30日間です。

少しまとまったお休みを取ることが出来るので、しっかり休養を取ったり気持ちのリフレッシュをされるお時間にご利用されるのも良いのではないでしょうか。

また、認知症の方は初めての場所や慣れていない環境では不穏になってしまうこともありますので、日頃から定期的に利用しておくことでいざという時に慌てず安心です。

デイサービスや病院と提携している施設も多いですので、ご利用中のサービスやかかりつけの病院に確認しておくと良いですね。

レスパイト入院 (介護家族支援短期入院)

レスパイト入院は医療保険で利用が出来ます。介護保険の利用が出来ない方でも治療目的はなく、最大2週間まで短期入院ができます。

ご利用出来る方

  • 医師からの要請がある方
  • 介護保険によるショートステイの利用が困難な方
  • 在宅で医療機器等を利用し、常時医療的管理や介助が必要な方

介護者の体調不良やご入院などで在宅ケアが困難な時の措置としてもご利用可能です。

かかりつけ医や病院内の医療ソーシャルワーカーに相談してみてください。

施設探しにあたって

介護の負担は要介護者の状態によって様々です。色々な負担が重なってしまうと、介護者も長年にわたる介護に疲弊してきたり、在宅ではリスクが高くなり、心も身体も休まらなくなると限界を感じてしまうかもしれません。

そろそろ在宅では難しいかもしれないと感じたときには、施設入居を視野に入れてみましょう。

認知症や高次機能障害のある方は、家族間では距離が近すぎるが故に応対が難しくなってくる場合もあります。

第三者に委ねることで適切な距離感を保ち、面会の時にお互いに笑顔で過ごすことが出来ることの方が最良な場合もあるのではないでしょうか。

コロナ禍も少し落ち着いた昨今では、面会制限も緩和されてきています。制限はありますが、距離を取っていただきながらの面会やガラス越しでの面会、オンライン上での面会など、施設によって様々な対策をとられています。

さて、施設入居を検討したものの、施設を探すことには更なる労力と時間が掛かるかと思います。

施設と一括りでいっても介護施設は種類が多く、介護度によって入居できる施設が違いますし、どこに重点を置くかで戸惑われる方もいます。

最近ではインターネットの普及により情報も得られるようになりましたが、情報量が多く、どの施設が良いかと迷われてしまうこともあるのではないでしょうか。

そんな時に、ぜひ利用していただきたいのが相談所です。

相談所とは、施設探しに特化した相談窓口で、公的機関の相談窓口や民間の紹介センターがあります。

公的機関の相談窓口

  • 各自治体の福祉課
  • 地域包括支援センター
  • 社会福祉事務所

などがあります。

急な介護が始まったり、まだ介護認定を受けられていない時は、まずはお近くの窓口でお話を聞かれたり、今後の相談をすることで少し安心が出来るのではないでしょうか。

また、自治体によっては介護保険適用のサービス以外にも、民間の介護タクシーや公共交通機関での支援サービスがある地域もあります。

認知症カフェや民間の介護者の家族の会なども増えているので、情報を得ておくだけでも心強いかと思います。

介護認定を受けられている方は、ケアマネージャーは担当制なので相談しやすいかと思います。

要介護者やご家族、施設の双方の間に入ってくれるので、些細なことでも譲れない部分は伝えてみましょう。

また、お近くの地域包括支援センターでは、保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員も在中しているので、介護面だけでなく幅広い意見を聞くことが出来ます。

民間の紹介センター

民間の紹介センターには、介護の資格や知識、経験の豊富な職員が揃っているセンターも多いので、各施設の特色に詳しいこともメリットの一つです。

インターネットで目星を付けてから相談するなどもひとつの方法ですね。多方面から比較し、ご依頼に沿った施設を提案をしてくれます。

入居施設は生活をされていく場となっていきますので、お住まいの地域のみならず全国から探してくれるセンターもあります。

民間の紹介センターは施設探しのプロですので、強い味方となってくれることでしょう。

まずは施設探しのプロに相談しましょう。福祉・介護の国家資格取得者が全ての案件を監修している地域介護相談センター 近所のよしみまでまずは0120-110-512まで無料相談してみてください。

まとめ

いつかは介護が始まると頭では理解していたつもりでも、実際は戸惑いや不安はなかなか拭えませんよね。

ときには、自分への苛立ちや後悔を感じてしまうこともあるかもしれません。しかし、介護はひとりでは出来ません。

親御様の願いを全て叶えてあげたいのに出来ないと、ご自身を責めてしまうことはやめましょう。介護も子育ても、近年では地域へと広がっています。

核家族の増加によって、私も地域と繋がることは勇気のいる世代ですが、相談所には親御様にもご家族にも寄り添ってくれる方々、手を差し伸べてくれる方々がいらっしゃいます。

介護疲れで悩まれた時は、是非ご利用してみてください。

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