伴侶動物と共に過ごす老後、老人ホームでのペットライフ

伴侶動物と共に過ごす老後、老人ホームでのペットライフ

毎日共に過ごしている大切な家族である猫や犬をはじめとしたペットは、老人ホームへ一緒に入居できるのか不安になりますよね。

今回は、ペットと過ごす老後や、老人ホームでのペットライフはどのような生活になるのかを解説します。

おばあさん
おばあさん
大事なかわいいペットと死ぬまで一生過ごしていたい!
ペットと過ごせる老人ホームはどのくらいあるの?
ペットと過ごす老人ホームの費用は?
老後をペットと過ごすために注意すべきことは?
もし私が亡くなった後、ペットは誰が世話をしてくれるの?
おじいさん
おじいさん

このような悩みや不安をお持ちではないですか??

この記事は、そのようなあなたの悩みにわかりやすく解説します。

ぜひ最後までお付き合いください。

そもそも伴侶動物とは?

伴侶動物とは、日常生活において伴侶や家族、友達と同様に精神的な支えや愛情をお互いに感じ合い共に暮らす動物を指します。

産まれて間もなく人と共に生活をしてきたペット達は、返す自然がなく人がいない生活に戻ることはできないので生涯人と共に幸せに過ごす必要があります。

ペットと共に過ごす老人ホームはどれくらいある?

老人ホームと言っても、さまざまです。

ペットと一生過ごせるとなると施設も限られてくるのではないでしょうか。

幅広く受け入れる有料老人ホームや、家に帰ることを目的とした老人保健施設、人数の比較的少ないグループホームやユニット型の施設など、老人ホームによって特徴は違ってきます。

実際に調べてみると意外にも、老後ペットと共に暮らせる老人ホームはたくさんありました。

東京では134施設が検索でヒットしました。※LIFULL介護検索サイトで絞り込み検索結果
ただし、茨木などの地方になると4施設しかヒットしませんでしたので、田舎になるほどペット可の老人ホームは少ない現状があります。

以上の点からペット可である老人ホームは地方に行くほど少ないものの一定数はあると言えます。

老人ホームでペットの世話をお願いすることはできるのか?

老後をペットと一緒に過ごしたい人にとって体調が悪くペットの世話が積極的にできないことが不安ではないですか?

そんな時は老人ホームのスタッフにお願いしたいですよね?

結論から言うと、

ペットの世話をスタッフにお願いすることは可能です。

しかし、前提は飼い主が責任をもってペットの世話をするのが基本です。

老人ホームにもよりますが、高齢者を介護するスタッフとは別にペットを世話する人を雇っている施設が多いです。

ペットの世話のほかに、ニオイであったり、排泄の処理などを気にされるかたも多いようですが問題ありません。そもそもニオイの問題はペット付き施設の時点で想定できることです。

ペットの排泄処理に関しても、介護士はもともと排泄処理のプロですからペットの排泄物ぐらい大したことありません。

ただし詳細は施設によってさまざまですので、事前情報を聞き、見学も実際に行ってみて検討することをお勧めいたします!※介護護士がペットの世話をするのは保険が適応されないため

ペットと共に過ごす老人ホームでのメリットとデメリット

老後を老人ホームでペットを飼うとなったとき、

おばあさん
おばあさん
これまで一緒に過ごした愛おしいペットと変わらず最後まで暮らしたい!

このような思いがより一層高くなることでしょう。

しかし、老人ホームでペットと一緒に住むメリットと、デメリットを把握しておかなければ後々トラブルになるかもしれません。

老後はできるだけ安心に安全に暮らしたいものです、老後のトラブルだけは避けたいですよね。

表があれば裏あり、メリットもあれば、デメリットもあります。

メリット

ペットとの触れ合いはストレスを軽減させる。

高齢者にとっても、介護士にとってもペットの存在というのは愛おしく、ストレスを軽減してくれるというメリットがあります。

介護の現場は介護をするほうも、されるほうもストレスは大きくかかります。

そのような日常にとってペットとの触れ合いは、何とも言えない癒しの時間になるでしょう。

「アニマルテラピー」という言葉を1度は聞いたことがあるのではないですか?

そのくらい動物、ペットとの時間はストレス軽減につながるのですから、かかわれる環境であれば積極的にかかわって心を癒してほしいですよね。

ペットの存在が孤独を感じさせない。

お年寄りにとって”孤独”とのたたかいは非常に耐えがたいものです。

コロナが蔓延していたころ、老人ホームの面会が完全に遮断されていた老人ホームが多い印象です。

しかし、コロナが第5類に認定され、面会も徐々にできる老人ホームも多くなってきました。私個人の経験ですが、相対的に積極的に面会に来るご家族と、来ないご家族は極端に分かれます。やはり面会に来ないご家族は物理的に来られない状況か、仲が悪かったなど理由は様々です。

ご家族でなく、スタッフとしかコミュニケーションをとらないご入居者は孤独を感じやすい傾向があります。これは普段の会話で気が付くことができます。

  • なんか面白い話ない?
  • 早くお迎え来てほしい(早く死んで楽になりたい)
  • 寂しい

等の発言が増えたり、用事がないのに気の合うスタッフに寄って行ったり、行動にも表れます。

そんなときにペットがいると寂しさや孤独を軽減してくれることは間違いないでしょう。

デメリット

老人ホームの入居金額が高めに設定してある。

上記にも述べましたが、ペット可の老人ホームではペットの世話をしてくれる人を雇っている事が一般的です。もちろんペットの世話をしてくれる人への人件費は必要になります。

ですので、普通の老人ホームに比べると料金は高くなるのは自然と言えるでしょう。

全国の老人ホームの月額の平均は15.9万円なのに対し、ペット可の施設はそれよりも数万円、場合によっては数十万円高くなることもあります。

理由は、ペットを世話してくれる人の人件費(別途、利用料)やペットの管理費、といった名目で料金が高く設定されているのです。

また、老人ホームにもよりますが、どこまでお世話をしてくれるかが月額の金額によって変わる老人ホームもあります。ペットを外で飼うのが条件で、料金を少し低めに見積もられている老人ホームもあります。

老人ホームによって料金も注意事項も異なることが多いので、しっかりと確認して後々トラブルになることは避けたいですね!

ペットが原因で他の利用者とトラブルになる場合がある。

どんなにしつけをしても環境が変われば、とまどいや不安を隠せないペットもいますよね。その不安が問題行動になることもあるのではないでしょうか??

知人の話によると、実際にペットがお年寄りに嚙みついたり、お年寄りの周りをウロウロして気を取られて転倒してしまうといったケースはあるようです。

その場合は、飼い主が損害賠償、あるいは治療費と払わないといけない場合が当然あります。他にも、部屋のフローリングや壁に傷をつけた場合も修理費と払わないといけない場合も同じです。

老後をペットと過ごすために注意すべきこととは?

老後、老人ホームでペットと過ごす場合、これまでの生活とは一変します。まずは、住む場所が違いますよね?

住む場所が違えば生活はガラッと変わってしまうものです。

自宅が老人ホームから近ければ変化は少なく済みますが、遠い場合はなおさらです。

経験上、環境の変化は、高齢になればなるほど体や心にストレスを抱えることになります。

ストレスを抱くのはペットも同じ事です。

だからこそ、かわいいペットと過ごすときに、できるだけ毎日をストレスフリーに近い状態にすることが重要だとは思いませんか?

下記に注意事項をまとめました。

動物病院は老人ホームの近くにあるか?

人間も年を取りますし、病気にもなります。それはペットも同じです。

もし愛するペットが病気やけがをしてしまった場合、病院で診てもらわなければいけません。

そんなときに動物病院が老人ホームの近くにあれば便利です。

若いころのように遠くても一走りすれば目的地につくのであれば、問題はありませんが、年を取ればそうも言ってられません。

動物病院が近くにあればその動物病院をかかりつけにするのも良いでしょう。

病院と良好な関係が築けていれば、もし急に体調がおかしくなった場合には先生が老人ホームに走ってきてくれるかもしれませんよ。

ペットのしつけは重要

老人ホームに入居する場合であっても、ペットにとっては自宅で過ごすように何をやっても自由というわけにはいきません。

ある程度の制限であったり、決まりごとがあるはずです。

老人ホームによっては飼い主の言うことをペットがどの程度聞くことができるかを入居の際に判断するところもあります。

老人ホームもペットが人にけがをさせたりといったトラブルはなるべく避けたいのでしょう。

想像してみてください。例えば、パーキンソンの既往歴があるかたは、歩行が小刻みになり、一歩踏み出すのにかなりの時間を費やします。

その際にはある程度の集中力が要求されます。

そんな時に、足の周りにペットがウロウロしたり、吠えたりすると集中が維持できませんし、場合によってはつまずいてしまい、転倒してしまう恐れもあるのです。

そんな時に、犬であれば「待て」や「伏せ」等の行動ができれば、転倒を防ぐことができますよね。ある程度のしつけは必要になってくると言えます。

しつけをしていなくても入居できるところがありますが、後々トラブルになってしまうと、程度によりますが損害も大きくなることが予想できますし、場合によっては退去を迫られることもあります。

上記の点からある程度のしつけは必要です。

老人ホームで飼い主が亡くなった時のペットの引き取り先は?

老人ホームでペットを飼っていて飼い主が先に亡くなってしまった場合、

私のかわいいペットは誰が世話をしてくれるのだろう?
おじいさん
おじいさん

このような不安を感じられている方もおられるのではないですか??

ご家族がいらっしゃる場合はご家族に託すのも良いでしょう。

一番困るのは引き取り先がない状態です。世話をしてくれる人が見当たらない場合、いったいどのようにすればよいのでしょうか??

老人ホームによりますが、そのまま老人ホームで世話をしてくれることが多いです。

しかし、老人ホームによりますので、入居の段階でしっかり確認することをお勧めいたします。

さいごに

あなたの疑問や不安は解決したでしょうか?

少子高齢化に拍車がかかり、今後ペットと共に暮らす老後を送る人は増えていくでしょう。

需要がある限り、ペットと共に暮らす老人ホームも増えてくるに違いありません。

これから様々なニーズや需要に対応した老人ホームも出てくるのではないでしょうか??

  • 「老人ホームがたくさんありすぎて選べない!!」
  • 「自分にあった老人ホームがわからない!!」

そんな時に、あなたのニーズにあった老人ホームを探してくれるプロの集団がいてくれたらどんなに心強いでしょうか。

あなたの心強い味方でいてくれるのが「地域介護相談センター 近所のよしみ」です。

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あなたのニーズに近づくためには、まずはあなたの話をよく聞かないと思っているものと違う老人ホームを紹介する可能性があります。

ですから、「地域介護相談センター 近所のよしみ」では何よりもまず傾聴、受容を大切にしています。

まずはあなたのお話をお聞かせください!!

さいごまでお読みいただきありがとうございました。

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