高齢の両親に旅行をプレゼントしたい!旅行先選びで気を付けるポイント

高齢の両親に旅行をプレゼントしたい!旅行先選びで気を付けるポイント

高齢の両親に旅行をプレゼントしたいと思ったことはありませんか。

 

旅行を楽しんでもらいたいけれど、足が不自由な方や持病を持っている方などは不安があり、躊躇してしまう方も多いかもしれません。

 

そこで今回の記事では、高齢者の旅行先選びポイントや必要な持ち物などをご紹介します。

 

旅行をプレゼントしたい方は、素敵な親孝行ができるように参考にしてくださいね。

高齢の両親に旅行をプレゼントするタイミング

日頃の感謝を込めて企画する旅行。特別な思い出にするために絶好のタイミングでプレゼントしたくありませんか?

 

旅行をプレゼントする絶好のタイミングを考えてみました。

 

長寿祝いのタイミング

いつまでも長生きしてほしいと願いを込めて祝福する日。長寿のお祝いの誕生日に旅行をプレゼントするのもいいですね。それぞれの節目の年に名前がついているので確認してみましょう。

 

  • 還暦(かんれき)満60歳
  • 古希(こき)70歳
  • 喜寿(きじゅ) 77歳
  • 傘寿(さんじゅ) 80歳
  • 卒寿(そつじゅ) 90歳
  • 白寿(はくじゅ) 99歳
  • 百寿(ももじゅ) 100歳

 

長寿祝いはもともと、数え年の誕生日にお祝いする風習がありました。数え年とは生まれた日を1歳と数える年齢の数え方です。最近では満年齢で祝う人も増えています。

 

結婚記念日のタイミング

結婚記念日といえば25年目の「銀婚式」や50年目の「金婚式」が有名ですが、他にも、15年目までは1年単位、それ以降は5年単位で呼び名がついています。

 

  • 【30年目】真珠婚式
  • 【35年目】珊瑚婚式
  • 【40年目】ルビー婚式
  • 【45年目】サファイア婚式
  • 【50年目】金婚式
  • 【55年目】エメラルド婚
  • 【60年目】ダイヤモンド婚

 

結婚記念日はイギリス発祥の風習です。年を重ねるごとに高貴な宝石などの名称がついています。

 

両親が二人ともご健在であれば結婚記念日に、いつまでも仲良く過ごしてほしいという願いを込めて旅行をプレゼントするのも良いでしょう。

 

人生の転機や節目

記念日以外にも、退職祝い快気祝い敬老の日などのタイミングもおすすめです。また、お孫さんが進学や結婚をするタイミングなどの節目に、一緒に旅行するのも思い出に残りそうですね。

 

旅行先選びで気を付けるポイント

高齢の両親を連れていくとなると、旅行先選びには気をつけたいですよね。気をつけたいポイントをまとめました。

 

バリアフリーに配慮した宿選び

お身体の状況により宿選びは重要です。

 

最近では、観光庁がユニバーサルツーリズムの普及・促進の取り組みを行っています。ユニバーサルツーリズムとは高齢や障がい等の有無にかかわらず、誰もが気兼ねなく参加できる旅行を目指す取り組みです。体の不自由な方でも安全に利用できるように配慮された宿も増えています。

 

宿泊先のバリアフリーのチェックポイントは、スロープ・エレベーター・多目的トイレ・手すりの設置などです。旅行の楽しみが温泉だという方も多いと思います。浴室は滑りやすく危険な場所なので、安全に入浴ができそうかも確認しておかなくてはいけません。

 

また、足腰や膝が不自由な方であればベッドのある洋室がおすすめです。和室のほうがのんびり落ち着けるイメージがありますが、布団を敷くようなお部屋では床からの立ち上がりが大変です。旅行の行程で疲れてしまうので、ゆっくり休めるお宿選びをしてください。

 

ゆとりを持った時間配分

せっかくの旅行なのでいろんな場所に行きたい気持ちもありますが、あまりにも慌ただしいタイムスケジュールでは疲れてしまうので、ゆとりを持って計画しましょう。

 

慣れない場所での移動で予想以上に時間がかかってしまったり、観光スポットやレストランの待ち時間が長かったり想定外のハプニングもあります。

 

若い人たちであれば行き当たりばったりの旅行も楽しいですが、旅行先でバタバタすると疲れてしまいます。高齢者との旅行は行程をしっかり計画しておく方がスムーズです。

 

若い世代と高齢者の好みも異なります。主役の両親に希望を聞き、目的地を絞り込んだシンプルな旅行プランがおすすめです。

 

観光しやすい旅行先を選ぶ

観光地によっては階段・坂道・砂利道など歩きにくい場所が多くあります。自然の多い観光地ではぬかるんだ場所や砂場・岩場などもあるでしょう。お城や神社、名跡などではバリアフリーになっていないため見学ができないといったケースがあるかもしれません。

 

人気の観光地の場合、混み合ってはぐれてしまったりトイレやレストランになかなかはいれなかったりといったハプニングも考えられます。

 

お体の状況にもよりますが、できる限り高齢者観光しやすいスポットを選ぶのがおすすめです。

 

無理のない移動手段

移動時間移動手段は高齢者の旅行を計画する時の重要ポイントです。

 

最近では駅や空港などの公共交通機関はバリアフリーで移動のしやすさが配慮されており、駅員さんのサポートも手厚くなっています。しかし、観光地などはまだまだ移動方法が限られている場所も多いため確認しておくことが必要です。

 

慣れない場所で疲れなども出てしまうため、普段は大丈夫な場所でも体力を消耗してしまう場合があります。普段は歩ける方でもタクシーや車椅子を使うなど検討しましょう。

 

最近ではスポットで車椅子が借りられるサービスもあります。長時間の移動は体に負担をかけるので、無理のない範囲で計画することが大切です。

 

好みに合った食事は大切!

食事は旅行の行程の中でも楽しみの一つ。ご当地グルメを思う存分楽しみたいですよね。旅行のスケジュールではご両親の好みに合った食事選びを重視しましょう。

 

人気のご当地グルメであれば混雑も予想されるため予約をしておくのがおすすめです。

 

家族だけでゆっくり食事を楽しみたい場合は、旅館のお部屋食がベストです。ただし、旅館のお部屋食の場合は和室でお座敷のケースが多いため、お座敷での正座が難しい方は食事の環境にも気をつけてください。

 

旅館によっては高座椅子を用意してくれるところや、別室を貸してくれるところもあるので確認してみましょう。

 

高齢者の旅行に必要な持ち物

旅行中に困らないために持ち物はしっかり確認しておくことが大切です。普段使っているものを忘れないのはもちろん、普段の生活と違うため必要になる持ち物もあるでしょう。

 

一番心配なのはトイレ

旅行中に一番気になるのがトイレの問題です。トイレがなかなか見つけられなかったり、バリアフリーになっていないため使えなかったりさまざまなトラブルが考えられます。

 

普段おむつを使用されていない方でも、移動中や観光中はリハビリパンツの着用や、尿取りパッドを装着しておくと安心です。普段おむつを使用されている方は、普段よりも容量の多いパットを装着しておくと良いでしょう。汚れたパッドやおむつを入れるビニール袋なども忘れないでください。

 

漏れが心配な場合は防水シーツも便利です。防水シーツは旅館のベッドや移動中の車などに敷いておくと安心です。使い捨てタイプであれば現地で処分もできます。

 

体調管理が大切

高齢者に限りませんが、慣れない旅行先で転倒してケガをしたり、体調を崩したりする可能性に注意が必要です。バスや車の長時間移動がある場合で車酔いしやすい方は、酔い止め薬を服用しておくと良いでしょう。エチケット袋があるとさらに安心ですね。

 

普段服用している薬はもちろん、万が一に備えて頓服薬や健康保険証、お薬手帳も忘れずに。主治医の連絡先もメモしておくと安心です。

 

暑い季節には熱中症も心配です。帽子や日傘などを使用し、こまめな水分補給ができるように水筒やペットボトルも忘れないでください。

 

体温調節ができる服装選び

旅行の際は、体温調整がしやすい服装がおすすめです。

 

暑ければ脱ぎ、寒ければ上に羽織れる、脱ぎ着しやすい重ね着スタイルが良いでしょう。

 

移動時の新幹線や飛行機などは想像している以上に冷えている場合があります。重ね着スタイルでうまく体温調整しましょう。

 

認知症のある方は事前の対策が必要

認知症の方で、迷子の心配がある方もいらっしゃいます。迷子になってしまった時に役立つのが、GPS機能付きの高齢者見守りグッズです。GPS機能で、迷子になってしまった場合も居場所を突き止めることができます。

 

カバンの中に、家族の連絡先などを入れておくのも有効です。保護してくれた方が、どこに連絡したらいいのか分からなくて困ってしまうこともあります。連絡先のメモがあればスムーズに見つけられる可能性があります。

 

高齢者が楽しめる旅行プラン

高齢者が楽しめる旅行プランにはどのようなものがあるでしょうか。

 

有名な観光地

有名な観光スポットは高齢者に喜ばれます。「死ぬまでには一度見ておきたい!」という場所がある方もいるでしょう。ずっと行きたかった旅行先がプレゼントできます。

 

ただし、人気の観光地は混雑する可能性もあるので気をつけてください。

 

自然の中でゆったり過ごす

自然の中で何も考えず、ゆったり過ごすのはどうでしょうか。お花見の季節・新緑の季節・紅葉の季節など時期により美しい植物、景色が堪能できる観光地がたくさんあります。のんびり過ごせるホテル選びにこだわるのも一つです。

 

観光地巡りに慌ただしく動き回るのではなく、自然を堪能しながら散策を楽しめるのもゆったり過ごす旅行の魅力です。新鮮な空気をたくさん吸って心身共にリフレッシュできますよ。

 

温泉でリラックス

高齢者の方には温泉が好きな方も多いでしょう。

 

日本にはさまざまな温泉地があります。成分によって健康や美容に効果のある温泉も楽しみです。温泉地にはのんびり過ごせる旅館や、ご当地グルメなどの楽しみも味わえます。

 

ただし、手すりが設置されていないところなど転倒のリスクもあるので、気をつけて温泉地選びをしてくださいね。

安心して楽しめる心のこもった旅行先選びを

今回の記事では、高齢者の旅行先選びのポイントや必要な持ち物などをご紹介しました。

 

高齢になったからといって旅行を諦めてしまっている方も多いかもしれません。しかし、最近ではバリアフリーが充実しているホテルや観光地が増えています。

 

両親に喜んでもらえる旅行先をリサーチして、安心して楽しめる心のこもった旅行先選びをしてくださいね。

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