高齢者のかたを問わず、歳を重ねると体のいたるところに変化を感じることはありませんか？
私も学生の時は、テキパキ動けていたのですが、歳を重ねるごとに体が重くなったと思うことがあります。
新型コロナウイルスの影響もあり、運動不足も影響しているのかもしれません。
そんな体の変化について、『髪』についてフォーカスを当てて記事を書きたいと思います。
男女とも髪についてのお悩みは多いのではないでしょうか。
歳を重ねるとともに、くせやうねり、薄毛などさまざまな髪の悩みが出てくると思います。
高齢になってくると乾燥肌からくるかゆみなどの影響が出るかたもいらっしゃいますよね。
今回は、いろいろな悩みやトラブルで気になるかたが多いと思われる『髪』のなかでも『白髪』について特集をしていきたいと思います。
白髪が一度目立ってきてしまうと、鏡を見るたび気になってしまいますよね。
毎週美容室に行くわけにもいきませんし、どうしたら良いのだろうかと頭を悩ませてしまうかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
介護や日々の家事や仕事で忙しいかたなら鏡をふとみた瞬間、「こんなに白髪が増えちゃって・・・」と思うこともあるのではないでしょうか。私もそのうちの一人です。
そこで今回は、西東京市下保谷で美容室Plus（プリュー）を営む、美容師歴40年のベテランである緑川さんにアドバイスをいただいてきました。
- 白髪を隠したいかた
- 白髪と上手く付き合っていきたいかた
- 年齢にあわせたヘアスタイルを楽しみたいかた
このようなかたにオススメの記事となっております。
なぜ白髪になるの？
白髪になる原因はさまざまです。
加齢、遺伝、ストレスなど、さまざまな要因があるといわれています。もともと、髪本来は白く、メラニン色素の活動によって黒い色になっています。
加齢やストレスにより、毛細血管からの働きが上手くいかず、栄養素が取り入れにくくなり薄毛の原因になるといわれていますが、未だに明確には解明されていないようです。
白髪が多い、少ないは遺伝の影響が一番大きいとされています。
薄毛も遺伝だといわれていますよね。
私自身も、若白髪が高校生の時から多く、気になっていました。母が同じようなタイプでしたので遺伝の影響があったのだなと思っています。
さまざまな外的、内的要因によって頭皮の疲労により薄毛や白髪の原因になっています。
すぐにはじめられる予防策として、お風呂のケアで取り入れられることがあります。
シャンプーを、ややぬるめのお湯で洗い流すようにしましょう。
最後に頭皮を動かすようにマッサージすることで、毛穴の汚れも浮き上がらすことができます。
血流が良くなりますので、薄毛や白髪の予防になります。美容室に行くといつも頭のマッサージをしていただくのですが、血流を良くしていたのだと知りました！
白髪を染める
白髪の量には個人差があります。1～2か月を目安で染めているとあまり目立たないよう維持ができます。肌や髪質にあった色味もありますが、ヘアカラーも多様な種類があります。
自分が一番気に入ったカラーを楽しむと良いと思います。
なかなかカラーの色を決められないかたは、いつも利用している美容室に行きスタイリストさんに相談するのも良いと思います。
少しおしゃれに白髪を隠したいのであれば、メッシュを入れることもオススメです。
こちらは白髪の量がまだ少ないというかたにオススメです。
白髪の割合が3割以上のかたですと、白髪の根本処理が必要になってくるため、施術に時間がかかる場合もあります。
また、一度白髪染めをしてしまっているかたですと、色を明るくしづらいのでメッシュが入りにくくなります。
ですので、メッシュを入れる場合ですと現在おしゃれ染めをしているかたで、少し白髪が気になってきたかたにオススメの方法となっています。
髪専用のファンデーションやヘアマスカラを使う
白髪染めをしていても、美容室に行くまでの期間に白髪が気になることもありますよね。
また、髪を結んだら数本だけ目立つところに白髪が見えてきてしまった・・・なんていうこともあると思います。
そんな時には気づいたときにすぐ使える、ファンデーションタイプの白髪染めやマスカラタイプの白髪染めを使ってみるのはどうでしょうか。汗や水に強く、シャンプーで簡単に落ちるものがドラッグストアなどで販売されています。
ファンデーションタイプは、初心者のかたにオススメです。
馴染ますように塗りこみ、柔らかな仕上がりになります。
マスカラタイプは、カバー力が高く、しっかりと隠してくれます。
こちらはファンデーションタイプに比べ、少し固くなりやすいです。リキッド状のため、根元につけようとすると地肌につきやすいので、その点に気をつけながら使用してみてください。
このように、気になった時に使える白髪染めをはじめて使ってみるかたにはファンデーションタイプ、扱いになれてきたらマスカラタイプがオススメです。
いざという時に1つ手元にあったら安心アイテムですね。
着色するシャンプーを使う
よく新聞や雑誌などで「白髪が染まる！」というようなシャンプーの広告を見かけたことはないでしょうか。どのように効果があるのか気になりますよね。
白髪を染めるシャンプーは色が徐々に重なり染まるため、一番気になる根本も新しい毛の部分は染まりづらいです。また、着色力が強いと、お風呂場に色がつきやすくなるので注意が必要です。
私の母も以前使用していたことがありましたが、シャワーを使用したりすると、どうしてもお風呂場で飛び散ってしまうため少し扱うのが大変だったように思います。私の自宅のお風呂場は白を基調にしているので、色がお風呂場の壁などに付着するのも気になったのも覚えています。毎日でなくとも、週に何度か使用するようにしても良いかもしれません。
染めた色味をキープしてくれるシャンプーなどもありますよね。こちらには褐色防止剤が入っており、弱酸性でキューティクルを閉じこめ、内部に入った色味をキープしてくれます。ですので、白髪に入れたカラーがすぐに落ちて、白髪部分がキラキラと光ってしまうのがお悩みのかたに向いています。
思い切ってグレイヘアーにする
白髪が増えてくると「いっそのこと、グレイヘアーにしたい！」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
たまに高齢者のかたでグレイヘアーにしているかたを見かけますが、エレガントなグレイヘアーで素敵だなと思うことがあります。
グレイヘアーに移行するのに「どれくらいの期間が必要なのかな？」と疑問に思ったことはないでしょうか。
髪は平均的に1ヵ月に約1センチ伸びるそうです。ショートカットでも15～20センチほど必要ですので、期間にすると1年半～2年ほど必要になってきますね。白髪の割合が7割以上で全体的にグレイヘアーになったなと感じはじめます。
白髪染めを卒業し、「いつ頃からグレイヘアーにしはじめようかな？」とグレイヘアーに移行する時期も迷いがあったりしますよね。グレイヘアーにすると、年齢を高く感じるようになります。グレイヘアーにすると、若くても50代ぐらいかな？と感じるようになるかたが多いと思います。
いくつになっても若く見られたいと思う方は、70歳以降を目安にすると良いと思います。
逆に、あえて威厳があるように実年齢より高く見られたいな、なんて思う方は早い時期からグレイヘアーへ移行しても良いかもしれませんね。
高齢者のかたでもグレイヘアーのかたを街で見かけることが多くなったと感じています。
ヘアケアのアドバイス
ヘアケアも化粧品と同じように基礎が大切になってきます。
質の良いシャンプーやトリートメントを使用することも大切ですが、シャンプーの際はしっかりとすすぐようにしてください。すすぎが不十分だと、雑菌が繁殖してしまったり毛根にダメージを与えるため、薄毛や白髪の原因になります。
また、白髪を抜いてしまうとダメージを受けて髪が成長できなくなってしまいます。こうすると白髪どころか毛が生えなくなってきてしまいます。もし、どうしてもなくしたい場合は、根元からカットするようにしましょう。
介護施設で髪を切る場合
有料老人ホームなどの介護施設では、訪問してくれる美容室の会社があります。
その会社がカットやカラーリングをしてくれます。介護業界では、こうした訪問してくれる美容室のことを『訪問美容』と呼びます。
訪問美容を行っている会社は、介護施設だけでなく病院や自宅などにも訪問してくれます。
カットやシャンプー、カラーリングをしてくれますが、介護施設に出入りしている訪問美容によっては、カットのみでカラーリングはしてくれないということもあります。
また、介護施設によって、理美容室の部屋を設けている施設もあれば、設けていない施設もあります。
理美容室を設けていない介護施設の場合は、お風呂場や脱衣所や廊下でカットやカラーリングを行っている光景を見たことがあります。
料金も業者ごとに違いがありますので、気になる方は介護施設にしっかりと確認することが大事です。
新型コロナウイルスの影響により、カラーリングに関しては時間がかかるため、美容師さんとの接触を減らすために一時的にカラーリングができない介護施設もあります。
新型コロナウイルスは、こうした訪問美容にも影響を与えているのです。
さいごに
いかがでしたか？
日々忙しく、みなさん自分の事が後回しになりがちではないかと思います。
介護や自分の仕事もありますし、忙しいですよね。せっかくの機会ですので、出来ることから少し髪のお手入れをしてみてはいかがでしょうか。
今回は西東京で美容室Plusを営む緑川さんからプロのアドバイスをいただいていますので、こちらを活かしてみなさんが自分らしいヘアスタイルを楽しんでいただけるようになりましたら幸いです。自分らしさを保つことが、自分らしく若々しい健康長寿の秘訣でもあると思います。
プロと言えば、有料老人ホームを探すことがありましたら、老人ホームの紹介をするプロ集団が集まっている会社『地域介護相談センター 近所のよしみ』にご連絡ください。
『地域介護相談センター 近所のよしみ』では、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県を中心に有料老人ホームを紹介している西東京に拠点を構えている会社です。
有料老人ホーム探しで困っているかたの助けになります。無料相談も受け付けていますので、ぜひ、ご活用ください。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
