プロの有料老人ホームの紹介会社は入居後のフォローもする

プロの有料老人ホームの紹介会社は入居後のフォローもする

プロの有料老人ホームの紹介会社は入居後のフォローもする

東京、神奈川、埼玉、千葉で主に活動している『地域介護相談センター近所のよしみ』という紹介会社を西東京市で構えているスタッフの木田です。

一都三県には、いろいろな有料老人ホームを紹介する紹介会社が沢山ありますが、それぞれに特徴があります。
どこまでフォローをしてくれるのかなどのサービスの質も得意分野も異なります。

私たち、『地域介護相談センター近所のよしみ』では、対面で実際にお客様にお会いして、そもそも有料老人ホームとは何かという説明からしております。

ですから、お会いした初日は、ほとんどの場合で1時間以上はお客様と向き合い面談をすることが多いです。

そして、他社との違うところとしては、『営業』ではなく『相談員』を意識して働いているため他社とは質が違うことを自負しています。

『営業』と『相談員』の違いは何かというと、

私たちのひとつに、『アフターフォロー』というテーマがあり、有料老人ホームに入居し、四十九日まで入居者や家族の相談にのっていくことを決めています。

ですから、「口座凍結したけどどうしたらいいか。」などの質問や「確定申告したいんだけどどうすればいい?」などの電話相談も来ることがあります。

すぐに答えられないこともありますが、提携している司法書士さんのお力を借りたりしながら、大抵は無料相談で受け答えさせて頂いております。

このように、有料老人ホームに入居したら縁が切れてしまう有料老人ホームの紹介会社とは違う、私たちが実際に行った支援内容について記載したいと思います。

東京都の病院から連絡
「有料老人ホームを探して欲しい」

東京都内の病院の相談員から、「有料老人ホームを探して欲しい」と相談がありました。

私は、日程を調整し、A様の家族と会うことにしました。

加えて相談員より、入居するA様の状態などを確認しました。

内容はこうでした。

入院に至った経緯

現在、東京都の病院に入院しています。入院するに至った経緯としては、買い物にでかけたA様がお店で買い物をして家に帰るために歩いている途中でした。

急に握力が入らなくなり、「おかしいな」と思っていたのですが、体調がどんどん悪くなってきたので、自ら救急車を呼び、脳梗塞の診断を受け緊急入院となりました。

手術を実施し、リハビリを開始するも思うように体が動かないので、A様もリハビリへの意欲が上がらず、自宅に帰るのは困難だと病院側が判断しました。

そこでA様の家族に有料老人ホームを入居することを薦めたというのが経緯でした。

リハビリの意欲が上がれば、自宅でもなんとか生活できるとのことでした。しかし、リハビリの意欲が上がらない理由の背景には、入院される少し前にA様の旦那様が脳梗塞でご逝去されており、もともと精神的にもまだ立ち直れていないという状況があったようです。

また、ご家族も自分の子どもの面倒をみたり、仕事を抱えていたため、同居して親を介護することができず、A様の家族としても、有料老人ホームへの入居を希望されたとのことでした。

ご家族と面談

私は、調整していた日程でA様のご家族と会い、面談をスタートしました。

病院の相談員からA様の状態をお伺いし把握していたため、A様の体の状態以外のことについて聞き取りを開始しました。

A様はもともと体を動かすことが好きで、旦那様やお友達と旅行に出かけたり、仕事をしたりしていたそうです。
定年後も、アルバイトやパートなど精力的におこなっていたそうです。

しかし預貯金もほとんどなく、自宅付近の低額な施設に入居されても支払いが1年もたない状況でした。

経済状況を確認し終え、どういった施設が良いか検討するのに際し、そもそも有料老人ホームとはどんなところなのかを説明し、家族の希望を確認しました。

本人の希望は、病院の相談を通じて聞いていましたので、両者の希望として、

「ある程度距離は離れても良いので、金額的に補助せずに、親が安心して過ごせる有料老人ホームを探して欲しい」という希望でした。

通常であれば、ただ単に金額的に安価な老人ホームを探すことは簡単です。
しかし、探す際の問題として、実はA様には糖尿病があり、インスリン注射を食事前に行うことが必要不可欠だったのです。
また、難病指定も受けておりました。

糖尿病とは、インスリンの作用不足により、血糖値が慢性的に高くなる糖尿病のひとつです。
インスリン注射により不足しているインスリンを、体の外から注射で補給して血糖値を下げます。

現在A様が入院している東京都内の病院では、この注射を8:30、12:30で看護師が接種していました。
通常の有料老人ホームの看護師は9:00~18:00勤務が多く、8:30の接種がどうしてもネックになってしまい、老人ホームから入居検討すら断られてしまう状況にありました。

そこで、私はプロの老人ホームの紹介会社として、7:30~または8:00~から看護師が出勤している老人ホームの情報を提供しました。

インターネットで老人ホームを検索したとしても、なかなか看護師の勤務時間まで掲載している施設は少ないように思います。

こういった時には、プロに頼むと家族も楽に老人ホームを選択できると思います。

ここまでは、『地域介護相談センター近所のよしみ』では簡単なことです。

問題はここからです。

先に記載しましたが、できる限り安価な有料老人ホームといえども、やはり毎月15万円以上は費用がかかります。
A様の場合ですと、私たちが試算した際には預貯金が1年もたない状況でした。

ご家族も「どうしたらよいか」と迷われており、私はそれも想定して、話を進めました。

営業ではなく、相談員としての提案

有料老人ホームに入居後、預貯金が尽きたら生活保護の申請をし、自宅からの距離を気にしないのであれば、特別養護老人ホームへ移り住むことを検討するという方法を提案しました。

旦那様から相続された金銭や、年金などの収入面を考慮して、最低でも1年間は、生活保護の申請ができないと考えたので、その1年間を乗り切る方法も別で話をしました。

その提案をご家族は受け入れてくださったので、仕事で忙しいご家族に代わり、私が代理で区役所に赴きました。
生活保護課へ相談しにいき、この提案であれば行き先に困ることがないことも確認できました。

これで、家族が自宅で介護をすることがないように支援することができました。

アフターフォロー

A様は、その後の希望もあり「海か山が見える有料老人ホームが良い」ということで、神奈川県にある某有料老人ホームに入居することになり、過ごされました。

そして、1年後、私たちが再度支援に介入して有料老人ホームを退去し、特別養護老人ホームを探し始めました。
A様の当時の要介護度は、要介護2でした。

介護業界の人は、「要介護2では特別養護老人ホームは入居できない。」と、この記事を見て言うと思います。

ただし、特別養護老人ホームの入居に関しては、たしかに基本は要介護3以上のかたが入居の対象者です。

平成27年4月1日以降に新規で入居するかたに関しては、入居するための基準として、「原則要介護3以上」に改められたので、上記のように思われるかたが介護業界に精通しているかたでいらっしゃれば多いと思います。

ですから、原則として要支援、要介護1、要介護2の方が新規で入居することはできないと思われるのは理解できます。

ただし、特別養護老人ホームの入居に関する規定については、続きがあります。

——

2 入所対象者

入所の対象となる者は、次に掲げるものとする。

(1) 要介護3から5までと認定された者のうち、常時介護を必要とし、かつ、居宅において介護を受けることが困難であるもの。

(2) 要介護1又は2の者であって、次の①から④までのいずれかの事由により居宅において日常生活を営むことが困難なことについてやむを得ない事由がある者(特例入所対象者)

① 認知症である者であって、日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁にみられること。

② 知的障害、精神障害等を伴い、日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さ等が頻繁にみられること。

③ 家族等による深刻な虐待が疑われること等により、心身の安全・安心の確保が困難であること。

④ 単身世帯、同居家族が高齢又は病弱である等により、家族等による支援が期待できず、かつ、地域での介護サービスや生活支援の供給が不十分であること。

——

出典:西東京市ホームページ 特別養護老人ホーム入所申込書兼調査書(特別養護老人ホーム入所基準について)抜粋

https://www.city.nishitokyo.lg.jp/kurasi/sinseisyo/itiran/kaigohoken/tokuyo.html

西東京市であれば上記のように記載してあります。

このように、結論を言ってしまえば『特例入所対象者』にA様があたるかあたらないかを既にA様が東京都内の病院を退院した際に確認をしていたのです。

キーポイントになったのは、A様の場合は『難病指定』を受けていたことが1つのポイントでした。

こうした先を見据えた支援をしながら、1年後にしっかりとアフターフォローを実践するのが、老人ホームをプロとして紹介している『地域介護相談センター近所のよしみ』と、他社の違いだと自負しています。

私たちはその時々で、どこの市区町村であれば特養が入居しやすいということを把握するように努めています。

市区町村によって、特別養護老人ホーム、通称、特養への入居に至るまでのステップが違うということもわかっています。

こうした知識と経験をもとにして、片っ端から特養に電話をして家族に情報提供を行い、いまでは無事に特養で安心した生活をされています。

さいごに

このように、老人ホームを紹介するプロ集団の集まっている『地域介護相談センター近所のよしみ』では、有料老人ホームに入居したら支援が終了ではなく、入居後の困りごとにも可能な限り対応することが強みとなっております。

昨今、自宅におひとりで生活をされているかた(私たちの介護業界では、『独居』ということがあります)が増えており、身寄りがいなくて施設に入居したくてもできない方も増えているように感じます。

『地域介護相談センター近所のよしみ』ではそのように困っている方に支援ができるよう、士業の方々のお力も借りながら運営しております。

施設探し以外でもお力添え出来ることが御座いますので何かありましたら、お気軽にご相談ください。

※この記事・作品(漫画・物語)は相談者のプライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しています。あらかじめご了承ください。尚、登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

介護施設選びは『地域介護相談センター 近所のよしみ』におまかせ!

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私達がおすすめするのは施設探しのプロに相談することです。

『地域介護相談センター 近所のよしみ』であれば、福祉・介護の国家資格取得者が全ての案件を監修し、3年以上介護施設で働いていたスタッフが9割以上も在籍しているから、信頼と実績のおけるプロフェッショナル集団です。ベストな老人ホームを提案してくれます!

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